名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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浮気(赤井×安室)??
※2016年6月up『誤認恋愛』続編?です(*_*;
──────────────────


「何考えてんですか、赤井」

腰に回した手をほんの僅かずらしただけなのに、私の〝恋人〟は鋭い。まったく困ったものだ。



「何って…君のことに決まっているだろう、零くん」

「嘘ですね」

私の手を退けると、零くんは背を向けてしまった。

「どうした? 何を考えているか訊きたいのは私の方だ」

零くんは私を疑っている。顔は見えないが、私の言葉や声の調子に耳をそばだてているのは明らかだ。

さて───今夜はここからどうやって攻めたものか。

毎回厄介だが、それだけ落としがいもある。先日はなまじ時間をかけすぎたために苛つかせてしまい、顎と腹に二発喰らう羽目になった。その反省を踏まえ、腕を掴んで零くんを振り向かせる。

「帰ってください。明日は早いんです」

「お許しが出たから来たのだが」

「気が変わりました。呑気に観光してるFBIとは違う…──んっ」

時間が限られているとあれば仕方あるまい。引き寄せ、零くんの唇を奪った。
腕で喉元を押され脇にボディブローが入るが、間違っても零くんの唇を咬まないよう堪える。

両腕を捕らえて一気に押し、ベッドへ誘導した。
抗われるだけ熱が上がってしまうのは相手が零くんだからで、通常なら嫌がる相手を押し倒すような真似は決してしない。

「赤井…、やめろっ」

「こちらは欲しているようだが?」

「う…っ、うるさ──」

今度は膝が腹に入る。予想していたので大した衝撃ではない。
これも本当の拒絶ではないと解っているからだ。
零くんが少しでも早く素直になれるようにしてやらなければならない。

「零くん…君が欲しい。私を受け入れてくれ」

耳朶を甘噛みしつつ囁くと、ビクリと零くんの肌が跳ねた。これはまた初々しい反応だ。
あっ、と仰け反った零くんの体から熱が立ち昇り始めるのが解った。

そして──またふと思い浮かべる。
一週間前、工藤邸で鉢合わせし、勘違いから抱いてしまったあの少年のことを…。



零くんに逢いたいという私の願望が、間違いを起こさせたのだ。
しかし、酔っていたとはいえ違和感はあったはずなのだが、そのときの私(沖矢昴)は完全に零くんだと思い込み、願望のまま行為を進めてしまった。

なにより反応が顕著なのが嬉しかったのだ。
以前零くんに却下された愛撫も含め、私が培ってきたものをすべて尽くし、施した。そしていよいよ貫こうと俯せた細腰を引き寄せた段になり、ようやく『?』となったのだ。

やけに細く頼り無い体。ボクシングで鍛えた零くんはこんな体つきではない…。
まだ柔らかい、幼さの残る…未成年のような……。 


〝どうしてこうなったのかな?〟


別人だと気付いた自分のセリフを思い出し、その間抜けさ加減に我ながら呆れてしまう。
可哀想に、私の手練手管をまともに受け続けた少年は、もはや体を返すことも言葉を発することも叶わず、涙が滲んだ眼差しだけで私に異を唱えていた。

その瞳があまりにいじらしく、私は醒めるどころか逆に勢いづいてしまったのだ。

結局、私はそのまま最後まで少年を抱いた。あそこで止める方がむしろ失礼だとすら思った。これを糧に少年に成長してほしいと祈るような、一種の愛おしさを私はあの瞬間本気で覚えていたのだ。

あの少年……工藤くんによく似た、工藤くんの友人。

ひょっとして、私は擬似的に工藤くんを想ってあの少年を抱いたのだろうか…などと思い返してみたが、さすがにそれはない。
思い出すのは、あの少年の悔しそうな、恥ずかしそうな、切なげな貌と吐息だ。

可愛かった……。


「浮気しましたね、赤井」

「えっ」

「やっぱり」

「何を言うかと思えば…。信じてもらいたいものだな。私には君以外ない」

「タラシの言葉を真に受けるほどおめでたくありません。でもまぁいいです。責める気はない。お互い様ですから」

「………え?」

聞き捨てならない。

「何がお互い様なんだね。まさか零くんも浮気を?」

「〝も〟って何ですか。僕はあなたと違って職務上必要であればそういうことも厭わないというだけです。タラシのあなたに浮気したなどと思われたくありませんね」

『浮気』と捉えられても仕方ないのか。
零くんを想って(相手を間違えて)してしまった事なのだが。

しかし、以後気を付けなければ。
深酒して相手を間違えるなどという失態を二度としてはならない。
それから…一対一であの少年に逢うことも避けなければ。万が一にも再びあの少年を抱きたいと思ってしまう自分に気付く前に。


……零くんがようやく自我を放ち始める。
引き締まった零くんの浅黒い肌と、相性の良さを認めようとしない強情さ、裏腹に弱さを抱えるいくつものポイントは私にとって最高の媚薬であり、御馳走、メインディッシュに他ならない。

例えるなら、あの少年はデコレーションされる前のスイーツの素材のようだった……。

おっと、いかん。
零くんが睨んでいる。
『君だけだよ』と囁いて、私も真剣に没頭する事にした。






20170509

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※お、お粗末様です(汗)。安室さん視点と半々にするつもりが、赤井さん視点のみになってしまいました(*_*;
※明日は週刊サンデー発売日!『まじっく
快斗』連載二回目ドキドキ待機です。

●拍手御礼
「恋患い」「拷問」「誤認恋愛」へ 拍手ありがとうございました(^_^)ノ


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