名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
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2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
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硝子の欠片2《1/2》(白馬×快斗)
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〝日輪の後光〟事件から一週間。
割れた硝子ケースの上に落下して負った傷は塞がり、痛みもほぼ治まった。

だけど今度は怪我じゃなくて胸の奥がチクチク痛んでいる。



プライドが傷つけられたからだ。白馬のヤツに。
俺が傷を負った経緯を知ってるくせに、何も触れずに手当てだけしやがって。

治療費の請求してくりゃ倍額払ってやんのに、翌日会っても知らん顔で近寄っても来やがらねえ。
涼しい顔して授業受けてる白馬に、腹が立って腹が立って仕方なかった。

いいさ、それなら。
こっちもスルーするまでだ。


──そう思いながら、全然スルーできてない。


本当は感謝してる。

白馬が素知らぬ顔してるのは、俺のプライドを傷付けたと解っているからだ。

じゃあ…拗ねてんのか、俺は。

どうすればこのチクチクは治まるんだろう。
素直に白馬に礼でも言えばいいのか。

白馬がそうしてるように。
俺も知らん顔して、ただ一言白馬に礼を言えば、それで気持ちはチャラにできるんだろうか──。







「ちぇっ!」

モヤモヤが晴れなくて胸の奥のチクチクは意識するほど強くなって、居たたまれなくなって俺は大声で叫びたくなって屋上に出た。
見晴らし良いところに立てば、少しは気持ちも変わるかと思ったんだ。

放課後も遅い時間で屋上には誰もいない。
陽が傾いて夕空が綺麗だ。
手すりに両手をかけて深呼吸した。

「…ちぇっ」 

なのに、気が付いたらまた舌打ちしていた。

あーあ。

「俺らしくねえ」

ほんっと俺らしくねえ。
俺は何をウジウジして、何を苛ついてんだろう?


───君らしくない。


白馬の声が甦った。

テメーに言われたかねえよ。

思い出してまた頭にきてしまう。

いきなりキスなんかしやがって。

ふざけんな。ファーストキスだぞ。

「………」

腕を掴んで引き寄せられた時の、白馬の上背を思い出す。
俺よかせいぜい6~7センチでかいだけなのに。

指が長くて。
肩が広くて…。
坊ちゃんのくせに、あれでけっこう鍛えられてる。

なんかスポーツやってたって聞いたような。ロンドンで…かな。フェンシングだとか、バスケだとか…。

風に吹かれてぼうっとしてたら、いつの間にか白馬の事ばっか思い浮かべてた。

「くそっ、何で出てくんだ、あっち行け白馬!」

白馬に情けをかけられたのが癪なんだ。ファーストキスは関係ない。
そもそも、あれは俺に薬を飲ませるためにしたことで〝キス〟のカテゴリに入らない。

だからファーストキスじゃない。


「キスなんかじゃねーからな!!!」


「くろ…」


「?!」


背後に人がいる。誰もいないと思ってたのに。

やべ、聞かれたかなと思って慌てて振り向いた。

一番聞かれたくない相手が立っていた。

白馬探が。
 
少し驚いた顔をして、俺を見つめていた。






「硝子の欠片2《2/2》」へつづく
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※ひゃーこの後どうしよ~(*_*;

●拍手御礼
「硝子の欠片」「迫り合い」へ 拍手ありがとうございました(^_^)ノ

※モノクロ様、リクエストありがとうございます。単発のつもりだった妄想、せっかくなので続けてみました。ご期待に添えるか分かりませんが(大汗)。


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