名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》 |
||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ブログ内検索
カテゴリー
カレンダー
カウンター
アーカイブ
最古記事
(08/26)
(08/26)
(08/26)
(08/26)
(08/27)
(08/27)
(08/27)
(08/28)
(08/29)
(08/30)
(08/31)
(09/01)
最新記事
(03/16)
(02/16)
(12/04)
(11/11)
(09/01)
(07/16)
(07/13)
(07/07)
(04/27)
(04/14)
(04/12)
(02/17)
プロフィール
HN:
ronin
性別:
女性
自己紹介:
2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置 2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録 2013年6月 青山探索館 登録 連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え) |
Start Over 《3/3》 振り向くと、その女子生徒二人のうち声の主らしい女の子には見覚えがあった。 肩をすくめると、歩美ちゃんは少し微笑んでくれた。
「でも、もしも黒羽のお兄さんがまだやる気あるなら、歩美、元太くんと光彦くんに “ふくだんいん” ふっかつ、たのんであげるよ」 「ほんと?! そうしてくれる? ずーっと副団員でいいからさ」 「いいよ! コナンくんがもどってくるまで、少年探偵団はふめつなんだから!」 ・ ・ ・ ずーん。 いたいけな言葉に心がやられる。 このプレッシャーをこれからも受け続けていくと思うと、さすがにちょっと工藤が気の毒になる。 「───ああ、工藤のお兄さん?」 「!?」 別の方向から、別の女の子の声。 振り向くと、灰原哀ちゃんがスマホを耳にあてていた。 「いまどこにいるの? …ふ〜ん」 ハッとして哀ちゃんに向き直る。 「黒羽のお兄さんに会いに? へえそうなの」 なにっ。 「哀ちゃん、その電話── 」 俺が一歩踏み出した途端、ポチッ(←心で感じた擬音。哀ちゃんがスマホの通話を切る仕草)。 「ねえ、黒羽のお兄さん。もしかして工藤のお兄さんを探してるの?」 「あっ、まぁ、そーなんだけど…」 歩美ちゃんと並ぶと、哀ちゃんはフフフと笑った。 「そうなんじゃないかと思って、工藤のお兄さんに電話してみたんだけど」 「で?!」 「工藤のお兄さんも黒羽のお兄さんを探してるみたいよ。江古田高校、黒羽のお兄さんの家、次は河川敷に向かってる、ですって」 ナニ?!! 「えっ、じゃあ…」 かーっと体が熱くなる。 行き違いか。工藤も俺を探してる!! 「哀ちゃん、黒羽のお兄さんはここにいるって、どうして教えてあげなかったの?」 愛ちゃんはそこで小学校2年に進級したばかり(の見た目)とは思えない、あざとくも妖艶な笑みを浮かべた。 「だって。人の幸せって、邪魔したくなるものじゃない?」 20210429 ───────────────── ※相変わらず話が進まずスミマセン! 次こそ間を開けずにupできるよう、連休中ステイホームで頑張りたいです(-_-;) ●拍手御礼 「月光という名の真実」「恋患い」「Start Over 1」「変異」「Third time lucky」「朧月」「こういうこと」 |