名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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真贋《2/4》(XX→キッド)R18
※「カテゴリ★闇に棲む蜘蛛」から派生の別パラレルです。ダークサイド系・18才未満閲覧不可。
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少年は本当に目が見えていないようだった。

かけられていたシーツを剥ぐと、少年は目を覚まして華奢な体を竦ませた。


大きな目を見開いて周囲を見渡すが、その瞳は焦点が合っていない。

スパイダーに唆(そそのか)され、すっかり〝その気〟になった幹部たちは、役得とばかり怪盗キッドだというこの素裸の少年に我れ先に掴みかかった。

少年が逃れようとしてもがく。着こうとした手がベッドから外れ、アッと声をあげベッドから転がり落ちた。
私のすぐそばに倒れた少年は手探りでカーペットに手を這わせ、私の靴に行き当たるとハッとしたように動きを止めた。

ベッドに戻して抑えつけろ、と命じられる。
私は体を強ばらせる少年を抱え上げた。

どう見ても十代にしか見えないこの少年が、本当にあの怪盗キッドなのか。
警察や大勢の観衆の前でパフォーマンスを繰り広げる大胆不敵な怪盗と、目の前の頼りなげな少年の横顔とを結び付けることは難しかった。

幹部の一人が少年の膝を力ずくで割ろうと両手を掛ける。少年の腕を抑えながら私は少年の耳元に囁いた。
『従え。関節を傷めて歩けなくなるぞ』
すると、懸命に抗っていた少年の力が僅かに怯んだ。長い両脚がこじ開けられ、少年が声にならない悲鳴を漏らして顔を背ける。

────ぞくりとするような光景だ。

幹部たちの行為を愚かだと秘かに嘲る気持ちの一方で、少年の肢体が醸す得も言われぬ〝色気〟に自分も当てられ始めている事に気付く。

脚を抑えるよう命じられた他の二人の護衛も、私と同様に押し黙り、息を飲んで成り行きを見詰めている。
年嵩の幹部の方が先に少年にのし掛かった。

スパイダーがあらかじめ手を加えていたからだろう……始めこそなかなか少年の中に入らなかったが、いったん先端を呑み込ませてしまうと、後は勢いのまま奥まで一気に押し込んだ。

少年は歯を食いしばって堪えている。
声は出さない、そう思っているのか。それだけが抵抗の徴(しるし)なのかもしれない。
しかし、脚を掲げられ揺さぶり突き上げられ始めると、白い肌は見る間に赤く染まっていった。それが取り囲む私たちの情欲をも強く喚起させる。

幹部は少年の後ろを犯しながら『どうだキッド、いいんだろう、声を出せ』と言って頬を叩いたり胸を抓ったりして少年をいたぶり愉しんでいた。 少年はどんなに荒く扱われても声を上げることなく堪えている。その姿が余計に扇情的に私の目に迫ってくる。

しばらくすると幹部は少年を貫いたまま不意に動きを止め、まじまじと少年の顔を覗き込んだ。
火照った少年の頬を両手で挟むように持ち上げ、伏せた睫毛を見詰めて息を吐く。

『八年前のキッドとは、やはり別人ということなのか。それにしても若い。いったい……』
何かを言い掛け、私の視線に気付いて幹部は口を閉ざした。

〝どうすれば真贋を確かめられるのだろう〟
そう言おうとしたのではないか。

幹部たちにとっても予想外だったに違いない。キッドだと差し出された少年は、あまりに年若すぎた。

いくら体を犯して少年を貶めても、それで確かめたことにはもちろんならない。少年に自白させようにも、強要したのではその場凌ぎに嘘をつく可能性がある。スパイダーが何らかの意図を持って巧妙に仕立てた贋者という可能性も僅かだが有り得なくはない。
スパイダーが保管しているという怪盗の衣装を出させたところで、それが実物かどうかを確かめる術も、今の我々は持っていない。
準備不足は否めない。結局はスパイダーを信じるしかない……という事だ。しかしそれでは何のためにここに来たのか分からなくなる。真贋の結論を持って帰らねば、自分達が責を負うことになるのだ。

しかし幹部は考えるのはやはり後回しにしたようだ。美しい少年を犯すことに再び集中し始める。少年の腰を掴み直すと、ゆっくりと律動を再開させた。
びく、と少年の体が跳ねる。その反応に気をよくしたのか、幹部はいくぞ、いくぞキッド、と呟いて徐々に動きを加速させていった。
そして数度大きく少年を突き上げると、幹部は体を震わせて満足気に息を吐き出した。少年の体内に、己の欲望を放ったのだ。
体を外すと、もう一人の幹部がすぐに入れ替わった。

猛った己を曝け出したもう一人の幹部の男は、待ちかねたように少年の肌を撫で回した。

この男はまだ三十代半ば、歳は私と大差ない。組織内でも幹部クラスでは一番若く遣り手とされているが、今は欲情に取り付かれ、その目は血走ったように光っている。
もしかしたら────私もこの男と同じ目をしているかもしれない。そのくらいスーツの下では体の芯が疼くのを覚えていた。

ぎゃ、と男が叫んで身を引く。
見ると唇から血が出ている。少年に口付けて、噛まれたのだ。
いきなり恥をかかされたと思ったのか、私たちが抑えつけて身動きがとれない少年の頬を、男は続けざまに殴った。

ひっくり返せと命じられ、言われるまま三人で少年の体を返す。
『このガキ』と罵りながら、男は自分の服から抜いたベルトを細い少年の首に巻き付けた。
そして背後から少年の腰を引き寄せ己を押し当てると、勢いをつけ少年を奥深く貫き通した。衝撃に少年が体を大きく捩らせる。さすがに呻くような声が漏れ聞こえた。

顔をシーツに押し付けた少年からは、もう抗う力は伝わってこない。我々護衛三人はベッドを降り、さきほどの幹部が飲み物を手にくつろいでいるソファーの脇に控えた。

小刻みに、大きく、緩く、強く……なぶるようにリズムを変え突くことを繰り返しながら、男は少年を犯す勢いを増してゆく。自らの動きに翻弄され、背に汗を浮かべて震える少年を眺め、その滑らかな尻を叩き、爪を立てて素肌を引っ掻いては哄う。

強く穿つと、跳ねるように少年の体が反応する。さっきより顕著だ。 苦痛だけでなく、確かに少年の中に別の感覚が沸き起こっている。それは少年にとって屈辱以外の何物でもないだろうが……。

男は自分が少年の首に巻いたベルトの端に手を伸ばした。巻き付けるように左手に持つと、グイとベルトを引っ張る。
少年が喉を詰まらせ、頭を浮かせた。
体を仰け反らせて少年が苦しそうに喘ぐと、締め付けが強くなるのだろう、男は奇声を発して悦んだ。

緩めたり、引っ張ったりしながら男は体位を変え少年を二度・三度と犯し続けた。

やがてぐったりとベッドに沈み、少年は動かなくなった。気を失ったのだろうか。
男はようやく満足したのか体を離し、少年の首からベルトを外した。そして髪を掴んで少年の顔を持ち上げると、最初に拒まれた少年の唇に意趣返しのように口付けた。

髪を掴まれ顎を抑えられた少年は朦朧としているのか、咥内を男に深く侵されても、もう反抗することは出来ないようだった。



幹部たちはシャワーを浴びて服装を整えると、妙に上機嫌になって我々に向かい『おまえたちもやれ』『こんな機会はないぞ』と言った。

私と、他の二人も同時に息を飲む。
躊躇を覚えながらも、自分もあの少年を抱いてみたいという誘惑に勝てない。
まず一人が足を踏み出した。続いてもう一人。
そして、私も────。






真贋《3/4》へつづく


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