名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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真贋《3/4》(XX→キッド)R18
※「カテゴリ★闇に棲む蜘蛛」から派生の別パラレル。ダークサイド系・18才未満閲覧不可。
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幹部たちは妙に上機嫌だった。
我々に向かい『おまえたちもやれ』『こんな機会はないぞ』と言った。

私と他の二人は同時に息を飲んだ。


躊躇しながら、あの少年を自分でも抱いてみたいという誘惑に勝てない。
まず一人が足を踏み出した。続いてもう一人。そして……私も。


『そうだ。おまえたちいっぺんにやれ』

『その代わり、ここでの事は他言無用だぞ』

低く笑いながら幹部たちはそう言った。
要は我々にも同じ事をさせ、我々を黙らせて、この決して褒められない〝確認作業〟を組織に知られないようにしたいのだ。
解っていて、私も上着を脱ぎ捨てた。



少年は意識を取り戻したようだ。
幹部二人に手酷く扱われた後にも関わらず、顔を上げた少年の表情にはまだ意志が感じられた。
その少年をいまから三人掛かりでさらに犯すのだ。罪悪感と…それを超える情欲に、自分でも訳が分からないほど高ぶりを感じていた。

我々が取り囲む気配を察したのだろう、僅かに後ろに身を引いて少年が唇を噛む。しかし、もう抗うほどの体力が残っているとは思えなかった。
それでも見えない目を瞠って我々の方を睨む。凌辱には屈しないと誓うかのように。

先に私以外の二人がベッドにあがった。ズボンのジッパーを下ろして少年ににじり寄る。
アッと少年が声を上げた。
護衛の一人が少年を背後から抱き上げ、胡座(あぐら)をかいた自分の上に乗せる。
腰に触れる護衛のものから逃れようと少年は体を捩るが、大柄な護衛の腕力にはかなわない。腹に腕を回されて軽く持ち上げられてしまう。
既に何度も穿たれ、熱を持ったその場所に、見る間に護衛のものが沈められてゆく。
ウ…アア…と、小さくだが少年の声が漏れる。さっきまで懸命に抑えていた声が出ていた。 それが分かったのだろう、前に陣取ったもう一人が少年の前茎に指を伸ばした。
ハッと少年が肌を強ばらせるが、後ろから腕を捕られ前の男に脚の間に入られてはどうしようもない。
少し触れられると、すぐにはっきりと少年は膨らみ出した。大きく頭(かぶり)を振って少年が口だけを『やめろ』と動かす。

揺らすようにじわじわと体の奥を刺激され、同時に前を促されて堪えようがないのだろう。赤く染まった頬に涙が伝い落ちる。その直後、アァ…と嘆いて少年は大きく体を震わせ、ガクリと崩れ落ちた。


幹部の二人は、オープンスペースで繋がっている隣のフロアで時折こちらを伺いながら、何かを話していた。
この後どう対処すべきかを相談しているのか。
スパイダーが席を外すと示した時間が、少しずつ終わりに近付いていた。


胡座から体を起こした護衛に後ろを貫かれたまま、少年は四つん這いにさせられていた。
もう一人の護衛が前で膝立ちし、少年の鼻を摘んで口を開けさせようとしている。後ろの護衛が少年の両腕を掴んで引っぱり、少年の頭を持ち上げさせた。
少年は首を振って避けようとしていたが、苦しいのだろう、やがて喘ぐように大きく口を開けた。
しかし少年の咥内は求めていた酸素ではなく、前に立つ護衛のもので一杯にされてしまった。頭を掴まれ一気に喉奥へと押し込まれて、嘔吐(えづ)きながら涙を零す。
歯を立てられはしないかと思ったが、呼吸もままならずそれどころではないのかもしれない。
前と後ろを同時に犯される少年の姿に、離れた場所にいる幹部たちの視線も絡むように注がれていた。


スツールに座り込んでいた私に『待たせたな』と声をかけ、護衛の一人がベッドを降りた。
少年は今まだもう一人の護衛に仰向けに寝かされ、抱かれている。
この護衛は私たちの中では一番若い。涙で濡れた頬を腕で覆い隠す少年を、どこか懸命な様子で突き上げていた。
まるで……少年を本当に愛しているかのように。
手のひらを肩に添え、少年の頬や耳元や首筋に柔らかなキスを施して、恋人に対するかのように真摯なセックスをしている。ついさっき強引に少年の喉奥に自らの欲望を押し込めた男とは思えない。
もっとも、どんな抱かれ方をしようが、少年にとって見えない相手から受ける凌辱に変わりはないのだろうが。

この護衛は、済むと私とは目を合わせることなく黙ってベッドを降りた。


ようやく私の番………ということになるのだろうが、このとき不思議なことに私にはもうその気が失せてしまっていた。
あれだけ高ぶっていたのが嘘のように静まってしまっていたのだ。

考えていたのは〝この少年が贋者であるはずがない〟という事だった。
こんな理不尽な責めに、贋者などが堪えうる筈がない────。

ベッドに座って少年を見る。隅にくしゃくしゃに押しやられたシーツ同様、散々荒らされ傷付けられた少年は、それでも美しい裸身を私の前に横たえていた。
私は少年の背にシーツを広げてかけた。微かに少年が反応する。
私は少年の髪に手を乗せた。少し撫でるように動かすと、少年は小さく溜め息を漏らし、シーツを巻き付けるようにして体を丸めた。

『おまえはいいのか』と年嵩の幹部が聞いてくる。
私は立ち上がり、先刻脱ぎ捨てた上着を拾って身に着けた。
そして『もうじきスパイダーが戻ってきます』と、幹部たちも分かっているだろう事をあらためて告げた。






真贋《4/4》へつづく

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※R18シーンはオワリです (@@);;;
お話の締めをもう一回追加します~(*_*;


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