名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
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2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
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リバース《3/3》(新一×快斗)
カテゴリ★ファーストステージ
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「快斗がコナンを抱き上げる時って、こんな気持ちなのかと思ってさ」

オレがそう言うと、子供の姿のチビ快斗は困ったように俯いた。



だがしかし。小さなカワイイ快斗と楽しく戯れながら風呂に入ろう…というオレの目論見は、脆くも崩れ去った。

快斗のヤツ───脱衣所に入るまではおずおずして可愛らしかったのに、裸になってしまったら突然スイッチが切り替わったのだ。
生来の〝ガキんちょ〟モードに。

「うわぁー、風呂広い~!」

「自分が小さくなったからだろ。こら、ちゃんとシャワー浴びろ」
 
「へへーん」バッシャー!!

「ぶわっ」

快斗め、湯船の湯を手でかいて、オレめがけてお湯バシャ連続攻撃をかけてきた。

「やめろ、あちィ! あっ、登るな」

オレの注意に耳も貸さず、チビ快斗は湯船のへりに立って手を広げた。

「かいと、いきまぁす~!」

「こら快斗!」

オレが伸ばした手をすり抜け、チビ快斗はドボーンと勢い良くお尻から湯船に飛び込んだ。

バッシャアアアーーンン!!
ザバザバザバァ~~~!!

「ケッケッケ~、きっもちいい~っ♪」

今度は湯船の中でバタ足を始めやがった。
お湯が飛び散って湯船の中がどんどん減っちまう。

「いい加減にしろ!」

ざぶんとオレも湯に入って快斗を抱え上げた。

「ああん」

「ああん、じゃねえ。高校生のくせに。ガキか!」

「…ガキだもん」

「え?」

「高校生じゃない。今、俺ガキだもん!」

びっしょり濡れた髪から垂れた雫が、ぷっと膨らんだチビ快斗の頬を伝っている。
もしかして、不安を隠そうとしてワザとガキっぽく振る舞ってたのか…?

「快斗」

───ぴゅっ!

「わっ?!」

「隙あり! ケッケッケ~、もう一発お見舞いしてやるっ」

「こ、この…よせっ」

ちっこい手なのに、見事なコントロールのお湯鉄砲。
頭に来たオレもお湯鉄砲をお返しする。お湯鉄砲合戦だ。

気付けばオレもチビ快斗と一緒になって風呂で騒ぎまくっていた。
アハハと笑うチビ快斗の声が反響し、バスルームは湯気でいっぱいになっていった。








「くどう…、あっついよお…」

「まったく。のぼせるまではしゃいでんじゃねーよ」

「くどうだって」

「自分の体が縮んでるの忘れんな」

バスタオルにくるんだ快斗を抱っこして部屋に向かう。快斗は真っ赤な顔でオレにもたれかかって、ふうふう言ってる。

「おい寝るな、パジャマ着せるから。先に水持ってくる。ちょっと待ってろ」

「やだ、いかないで」

「すぐ戻ってくるよ」

慌てて乾かした快斗の髪は、まだ湿り気が残っていて襟足がくるくるカールしていた。軽く撫でて宥めてやると、チビ快斗はふううと息を吐いておとなしくなった。


水挿しを持って戻ると、快斗はすでに寝息をたてていた。

パジャマを着せないと腹が冷えちまう。そう思って快斗を包むバスタオルを掴みかけて、オレの目はチビ快斗の寝顔に吸い寄せられた。

上気した幼い頬。
綺麗にそろった長い睫毛。
桜色の花びらが綻んだような小さな唇───。

天使か!
寝てる時が一番可愛い~っ(*TvT*)!!


このままでいいか…。
オレは思い直した。バスローブのまま自分もチビ快斗と並んで横になる。
いい感じに温まって、欠伸が漏れた。

寄り添って小さな快斗の髪をかきあげ、白いおでこにキスをした。
チビ快斗はムニャムニャ言って薄く目を開けると、寝ぼけているのか、細い腕を伸ばしてオレの首に抱きついてきた。

「くどう…。そばにいて」

「ああ。いるよ」

背中に手を添えてやると、チビ快斗はえへへと目をとじたまま笑った。

「俺も。くどうの…そばにいる……」








・・ー・・・・・ー・・・・・ー・・

   



薄目を開けると、隣に寝てたのは工藤じゃなくて、コナンくんだった。

あれ…? いま、いつだっけ。

自分の手を見ると、モミジみたいに小さい。
小さくなったの、夢じゃなかったのか…。

それとも、まだ夢のつづきなのか。

俺、コナンくんと同じ子供になれたんだ。コナンくんと話をしよう…。
朝になったら。

コナンくんと二人、目が覚めたら…。






20141203
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※お粗末様です! どこまで引っ張るか迷ったあげく、説明不足ですがここでいったん締めることにしました(汗)。フォロー編を年内に書きたいと思います~(*_*;


●拍手御礼
「補完~夢」「発露」「リバース1・2」へ、拍手ありがとうございました♪


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