名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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リピート《1/2》(新一×快斗)

※普通の高校生パラレルな二人。お気楽でハッピーに始まったお話ですが最近ちょっと雲行きがあやしくなってきて……。
快斗くんが特に純情なのがコンセプト、新一くんもわりかしカワイめです(^^;)。

――――――――――――――――――


こないだから快斗の様子がへんなんだ。


このまえ…気のせいでなければ、白馬ん家にみんなで泊まった日のあと。


「快斗! 今日このままオレんち来いよなっ」

「えっ」

――また。やっぱり困った顔をする。

あれから何度家に誘ってもウンと返事してくれない。外で会うのは大丈夫なのに。まぁ、二度目の時もそうだったけど。でも今度はまた前回とどうも様子が違う気がするんだ。

「快斗がヤならなんもしねーよ。ほんとはしたいけどさ……」

ちょっぴり拗ね感出しつつ、やっぱり心配なんで軽い感じで言ってみる。快斗がオレんちに来たがらない理由ってそれしか思い当たんないし。

「…………」

困った顔のまま俯いて口をかたく結んでる横顔の快斗。
このままじゃ埒が明かない。オレは思い切って快斗の腕を掴んで走り出した。

「新一…!」

戸惑ったようにオレを見て、それでも一緒に走り出す快斗。大丈夫。嫌われてるワケじゃない。なんか理由があるんだ。

高校が違うから快斗とは週に2・3回会えればいい方だし、会える時間を大切にしたいんだ。
快斗は男にも女にもモテるから、実を言うと気が気じゃない。誰かにかっさらわれやしないかって、いつも内心どきどきしてる。
三度目〝したい〟のは山々だけど。てか、久々に快斗を連れ帰るからにはなんとかそこまで持っていきたいのが本音だけど……。

言っとくが、この場合の下心は本心から快斗が好きだからで、けっして浮ついた気持ちなんかじゃない。それはぜってー誓う。

振り向くと快斗が少し不安気にオレを見ていた。その目を見て強く頷いてみせた。
なんかわかんねーけど、オレが快斗の不安を取っ払ってやるから、元気出せよな!
ひとりで心配事抱え込んじゃいがちな快斗を、オレが励まして元気出させてやる!

電車降りるとオレはまたすぐ快斗の手をとって走り出した。

快斗の表情がさっきより明るい。
少し元気出たかな? 走ってるだけだけど。

「新一」

「んっ?」

「手…放して大丈夫。ついてくから」

「おう!」

ふふっと笑いあって一緒にまた駆け出した。

大丈夫、なるようになるさ。
オレたち両想いの恋人同士だもん!






リピート《1/2》へつづく

――――――――――――――――――

※軽め展開の予定です(^_^;)…。


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