名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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拉致(コナン&キッド)(新一×快斗)




チビ探偵が拉致られたらしい。何やってんだ、あのドジ。
警察と毛利探偵事務所の通話を傍受した俺は、とるものもとりあえず、チビ探偵救出に向けて飛び出した。

ビンゴ。灯台下暗しとはよく言ったもの。

警察の網に引っかからないと騒いでいるようだったが、そんな時は拉致られた場所から実は移動してないんじゃないかという、俺の読みは当たった。

チビ探偵は上半身を紐でぐるぐる巻かれて床に転がっていた。
犯人達の姿はない。カワイソーな犯人達。幼気(いたいけ)なお子様と思って身代金目当てに拉致したんだろうが、中身が実はいま日本で(イヤ世界で)イチバン悪に厳しく、超恐ろしい名探偵であると知ったら即自首する事だろう。怒った探偵があること無いこと罪を上乗せ申告すれば一生日の目を見ない暮らしをする事になりかねない。まあ自業自得だが。
それより探偵ピクリとも動かないが大丈夫か。

「オイ」
「…なんだコソドロか。お前も一味だったのか」

ばっ…、ちげーだろ! 何でそうなる。

「ご挨拶だなー名探偵。ピンチらしいからワザワザ出向いてきたのに」

「間に合ってるから帰れ。俺は今どうやって連中に思い知らせてやろうかワクワクしながら考えてたとこだ」

怖いぞ声が。子どもの声のはずなのに、それになんつう鋭い眼光。

「お言葉ですが名探偵。縛られたままではやはり何かとご不便でしょう。これも何かのご縁です。手をお貸ししましょう」

「すっこんでろ、このキザでアホなコソドロ野郎」

ひどい。心配して駆けつけたのに、その言い様。

「…そうですか。お力になれるかもと馳せ参じたのですが残念です。それでは退散する事にいたしましょう」

マントを翻して閃光弾を叩きつけようと手を振り上げた。

「待てっ」
「はい、なにか」
「せっかくだから縄だけ解いてけ」

おやおや。顔を紅くしてジト目で命令ですか。よいでしょう。

「ホラ、解けましたよ。痛かったでしょう。もう大丈夫――」

ガチャン!と俺の手首に銀色に光る金属の輪っかが食い込んだ。

「…え?」
「バーロ。お前の負けだ。見てみろ」

振り向くと背後には警官隊が勢揃いしていた。馴染みの警部やその他見覚えのある刑事達まで。

「え? え? えええ?!」

「フン、バカな怪盗め。狙い通り自分からノコノコ現れるとは単純なヤツ。罠だったんだよ、全部。怪盗キッドを捕まえるための」

「うそ……」
俺は涙目になっていた。

「もちろんシナリオ考えたのは俺だ。残念だったなーキッド。あははは」

ひどい。人の心を踏みにじる探偵の罠だったなんて――。

「冥土の土産にプレゼントだ。ほら」

泣き崩れる哀れな怪盗の唇に、冷酷な名探偵の小さな唇が触れた。

あああ―――っ……




……はあ、はあ。

全身冷たい汗びっちょりで目が覚めた。

なんという恐ろしい夢!!

夢とは思えないリアルな恐怖!!

そのわりに場面設定がぼんやりしてたな、やっぱその辺は夢だから仕方ないよな。などと、まだドキドキする胸を押さえながら自分の夢の反省をする。

こんな夢見た原因はコイツだ。
俺の胸に体重乗せて眠りこけてる大きくなった名探偵。ご丁寧に俺の左手首をガシッと掴んでやがる。

ああ~ 本当に怖かった。寿命が縮まった……。

「……なんだよ、どうした?」

目覚めた工藤が俺を見てつぶやく。頬をひっぱたいてやりたい衝動にかられたが、かろうじて我慢した。探偵は根に持つと怖い。次にどんな夢に出てきて俺を苦しめるのかと思うと、現実世界も夢の中も名探偵の恐ろしさは変わらず、本当に俺の骨身にそれが染み込んでいるんだなあー、と再認識した。

「すんげえ怖い夢見た」
「へーえ?」
「工藤に陥れられる夢」
「ふっ。正夢じゃね? 今が夢で、次目覚めたら監獄かもよ。たまには差し入れ持ってってやるよ」

しくしく。

「……ハイ。ありがとうございます」

俺は泣きながらもう一度寝た。
また怖い夢を見たらショック死するかもしれない。探偵を恋人にするってこういう事か――。そう思いながら。




20110912

―――――――


軽め短めストーリー書こうと思ったら結局ヒンシュクの夢オチになっちゃいました;;

あうあう。少し頭を切り替えて、近日シリアス怪盗キッド様の大ピンチを書きたいです~(まだ何も考えてませんが……)。




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