名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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ユクエフメイ2(新一×快斗)

※前回2011.12.01up『ユクエフメイ』に続き、お気軽・いちゃラブ?系です。
――――――――――――――――――

快斗が、また行方不明になった。



連絡がとれなくなること自体は頻繁にあるので慣れたといえば慣れたのだが、心配であることに変わりはない。

まあ、たいがいはコソドロ準備のために怪しい小道具を造る作業に没頭していたり、携帯を持ち歩かずに怪しい場所に潜んで獲物の情報を探っていたり――快斗の都合によるものだ。

かと思うといつかのようにメール受信の設定を間違えていたり、もっと単純に携帯を家に置き忘れてたり。どうにも〝怪盗キッド〟と同一人物とは思えない惚けた真似しやがる。前のこと思い出したら腹立ってきた。くそう。

だから、要はつまり放っておけばよいのだ。気にせずに。


これまでマジックの仕掛けのために仲間の力を必要とする事もあったにせよ、快斗は一人でほぼ全てをこなし、背負ってきたのだ。怪盗として。
だから今さらオレが何を心配しようがお構いなしだし、何を言ったところで聞きゃあしない。

だから。

放っとけ。考えるな。〝怪盗〟のことなんか……。

だけど、もし。

もしかしたら〝怪盗キッド〟の正体を暴こうと付け狙う悪どい連中に捕まって、酷い目に遭っていやしねえか、とか。どこかに閉じこめられて、酸欠で死にかけていやしねえか、とか。

そんなん考えるからいけない。
悪い想像しちまうからイライラするんだ。

大丈夫さ、ヤツは――。
オレの心配なんかいつでもどこ吹く風で。ふらりと現れて、いたと思えばいつの間にか消えていて。
呼んでも来ねえし。来ねえと思ってると突然来やがるし。

いつも。いつも。

明るく笑ったかと思うと……ふと目を伏せた時の淋しげな横顔に、そのギャップにどきどきして。
何度抱き締めても、何度でも逃げてゆく後ろ姿に。キッドの冷めた眼差しと、快斗の潤むような瞳のどちらもが俺にとっては鋭いナイフのように胸に突き刺さって。

……快斗。逢いたい。

どこにいるんだよ……。


う? あれ?

いやいや、そうじゃねえっ(@@);;
話の流れが変わってるし(汗)。
そうじゃねえっての。

……だけど、前みたいに白馬に様子を訊いても嫌がらせされんのがオチだしな。
白馬のやろう、快斗が元気にしててもオレには『学校に来ていませんよ』とか嘘つきやがるし。
万が一、マジで快斗がいなくなりゃ快斗には激甘な奴のことだ、『工藤君も知らないんですか?!』と、まるでオレのせいみたいに言い募るに決まってる。
つまり状況に関わらず白馬の返答に大差ないのだから、訊くだけ無駄なんだ。

溜息を付いて携帯の画面を見る。

試しに数日前から百何十回目か分かんねーけど快斗に電話してみる。

♪ルルル……

やっぱ出ねえ。

♪ルルル……
♪ルルル……
♪ルルル……

ん?

音が…… ガタン、とオレは座っていた椅子から立ち上がった。

♪ルルル……

気のせいじゃねえ、音が被ってる?!

「快斗っ!?」

部屋を見渡す。天井。カーテンの隙間。机の陰。どこだ?

「……快斗!」

あり得ねえ――!

「快斗!! 何やってんだ、起きろ!」

「……ん。あれ……」

オレのベッドの下だった。快斗のヤツ、そこで寝転んで眠りこけてやがった!!

「ばっかやろ! おまえいつからそこにいたんだ!!」

「…………」

床にへばり付いて大声を出すオレの目を見て、快斗が寝起きのトロンとした顔を綻ばせる。

「おはよー、名探偵」

「…………」

こんな状況なのに、快斗のカワイサにやられる。くっ、怒れねえ!

「…出てこいっ。たく」

ふわぁ、と欠伸をしてから快斗がもそもそ出てきた。髪に埃が付いてる。それでもカワイイ。

「ごめん。覗いたらなんかコワい顔してたから……ちょっと隠れてタイミングみて驚かそうと思ったら寝ちゃった。ここんとこ色々あって寝てなかったから」

「色々って何だよ」

「そこはまぁ、企業秘密だよ」

次の獲物のための準備かよ。

「……ったく」

心配させんじゃねえ、何度電話やメールしたと思ってんだ、と言いかけたが、埃をポンポンと払い落とす快斗の目がイタズラに笑ってて言えなくなる。

「もしかして、心配してた?」

「してねえ」

「俺が電話出ないから、心配してくれたんだ」

「してねえっ」

ふーん? と言いながら快斗が自分の携帯を取り出す。やべ。オレからの着歴どんだけ入ってんだ?!
思わず快斗の携帯を取り上げた。

何すんだよ、と手を伸ばしてくる快斗を抱き締めて誤魔化した。

――なあ、自分の部屋くらいちゃんと掃除機かけろよな。もっと怪盗に優しい部屋にしてくんねえと、おちおち隠れらんねえ。

そう言う快斗にキスをして、それ以上余計な事を言わせないようにした。







20120614

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