名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
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秘密は秘密(新一×快斗)
※2012.4.27up「喧嘩」、2012.5.10up「同類」と同一設定・続きです。快斗くん視点にて。
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〝ピンポーン、宅急便です〟

着た! 次の〝ヤマ〟に使うマジックの、要の部品!!
俺は待ちかねてた〝素材〟の到着に勇んで玄関のドアを開けた。



「はーいっ♪」

「快斗」

「…………」

一瞬フリーズする。
目の前に工藤。
あれ? 宅急便は?

「入るぜ」

はっとして、フリーズが解ける。

「ち、ちょっと待て!」

「なんだよ」

「いま〝宅急便〟って」

「工藤新一宅急便です」

「フ、フザケンな。何しに来たんだよ!」

「チョロいな。チェーンまで外すとは」

「…うっせ!」

しくった。待ってた荷物だと思ったから、つい────。

俺があわあわしている間に、工藤はズカズカ中に入り込んでいく。

「おい! 何度言えばわかるんだよ。ここには来んなって言ってあるだろ!」

工藤とは、先週深夜押し掛けてきたコイツと取っ組み合いの喧嘩して以来だ。家のリビングめちゃくちゃにされて、こっちは散々な目にあったんだ。

「なんで、快斗んち来ちゃいけねーんだよ」

「え?」

「恋人の家に、来ちゃダメかよ」

マジな顔で振り向いた工藤に、がしっと腕を掴まれる。そしてそのまま廊下の隅に追い詰められた。

「や…その、だってここは……」

〝怪盗〟のアジトだぜ。
いくら恋人だろうが、あくまでテメーはアッチの人間だ。ネタを知られるワケにはいかない。ちったあ遠慮しろよ、と言いたい。
────俺の部屋。隠し部屋の扉、ちゃんと閉めてたっけ。机の上、いろいろ出しっ放しかも。

「服部が来ただろ、ここに」

「は?」

突然服部の名前が出て面食らう。

「服部を泊めてやろうとしただろ」

「へっ…?! いやいや」

工藤と喧嘩した翌日、服部が泊めてくれってガッコ帰りに訪ねてきたのは確かだが、アイツは結局────。

「なに言ってんだよ。テメーが電話で呼び出して、服部そのまま謎解きに行っちまったじゃん」

「オレが電話しなきゃ、泊めてたのか」

「えっ?」

「どうなんだよ」

「……そ、そりゃ、単に友人として、わっ」

襟首掴んで壁に押し付けられる。

「バカ、放せよ! なに勝手に妬いてんだ。こっちだってなァ…!!」

んぐ。 唇を塞がれる。
喧嘩の原因になった怪我のせいで、まだ腕に力が入らない。工藤の勢いを止められない。
強く抱きしめられて、いつの間にかリビングになだれ込んでいた。
ガチャンと音がして、何かが床に倒れて散乱する。

…って、またかよ!!
コイツ、ホントにバカ。俺が浮気しようとしたとでも思ってんのかよ?! そんで、またここで暴れるつもりかよ?! 勘弁しろよ! いま…俺の部屋に入られちゃ困るけど、でも、でもさぁ!!

(アッ…)

深いキス。 続けて首筋をきつく吸われる。
びくんと、体が跳ねた。 服をたくし上げられ、背に工藤の指が入り込む。耳元に吐息がかかり、ゾクゾクと肌が震え出した。
逃れようと返した体を捕まえられて、かあと一気に熱が上がる。

あ、だめ…だ。
高二男子同士、こうなったら抑えが効かない。

こんにゃろ…、くどう、あ、あ、ああっ……!!










かちり。

「……はあ、はあ…」

「快斗、腕、大丈夫か」

「え…」

「危ないから動くな」

「……?」

目を開けると、椅子が倒れていた。
カーペットが曲がって、棚の上に整理してあったダイレクトメールやら写真盾が落ちて散乱し、花瓶が割れてた。

「うそお」

こないだの喧嘩で割れた花瓶。似たヤツをわざわざ探してこっそり小遣いで買ったばかりなのに!

「………くーどおぉぉおーおお…!!」

「ごめん、片付けるよ。でもその前に…怪我が大丈夫なら、もう一度したい」

「ええ?」

「いま夢中でよくわかんなかったから」

「テメー…。このツケはデカいぜ。それに、服部のことはなぁ!」

「分かってるよ。服部は口実さ」

「なに」

「待ってても来ねーんだもん、おまえ」

「だ、だからってなぁ! 」

「快斗の部屋行っていい?」

「だめ」

「ちぇっ」

「ちぇ、じゃねえ!!」

小突き合いながら、甘く交わすキス。
それでも警戒心はなくさない。

俺は怪盗で、工藤は探偵だから。

愛し合っても、秘密は秘密。
工藤が探究心を働かせる前に、隙を見て早く部屋の中を片付けなきゃ。

────とその時、玄関のチャイムが鳴った。

〝ピンポーン、宅急便でーす〟

オレ出ようか? と体を起こしかけた工藤の首根っこにしがみつき、出なくていいよと怪盗の心で微笑んで、俺は工藤にキスをした。







20130123

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※これも一応甘イチャ? お粗末です…(*_*;


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