名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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はさみうち(新快前提✕✕)

※手直し中。以前書いた「迷惑な逢瀬」「バレンタインの逆襲」各ワンシーンからのざっくりした続き?ぽいパラレルです。快斗くん視点。カテゴリ分けしにくい(汗)!

──────────────────



今日は工藤がいない。

あの事件ホイホイ、捜査一課に呼ばれて学校からさっさと直行していきやがった。



別に良いけど!

もともと約束してたんで、学校帰り、そのまま工藤邸に向かう。
工藤が留守の間に工藤邸のアホみたいに天井までギッシリ詰まってる蔵書からマジックのネタになりそうな本探して読むもんね(あくまでヒントにするだけ。ままパクリじゃ工藤に即バレするし、そもそも怪盗の沽券に関わる)

──ガチャ。

工藤のやつ、何度も言ってんのにこのセキュリティの甘さ。

こんな鍵、ちょっと知識がありゃ3秒で開けられるぜ。
指紋認証とか、虹彩認証とか。
まあ怪盗から言わせてもらうと、それもどこまで有効かは微妙だとは思うけど、少なくとも時間稼ぎにはなるだろうに。

えーーーと。

「…おじゃましま〜す」

入ってすぐのエントラスで、誰もいないガランとした邸内の空間に向けて挨拶した。
まあ、一般人の感覚だったら人様んち入るならこのくらいの挨拶は常識だろ(怪盗だったら声なんかかけないけど)。
書庫は一階の角部屋、この屋敷でメインの応接の次に広い部屋だ。といっても本で埋め尽くされてるから広さはあまり感じない。本の圧迫感半端ないし。図書館と言ってもいいくらい充実してる。

「……そういや」

ふと思い出す。
こないだ、工藤のヤツ両親がロスから帰ってきたって言ってたような…。

両親も外出中なのか? 
耳をすませてみたが、邸内に人の気配はやはりない。

工藤からいつ両親のこと聞いたんだっけ。
ちょうど怪盗シゴトの締めの算段でバタバタしてるタイミングだったんで、聞いた記憶が曖昧だ。
なんか…最終決戦が近いからとか言ってたような……。そん時は話半分、大袈裟だなとか思ったけど。

だって、最終決戦て。

黒の組織とか呼んでるろくでもない連中が相手なんだろ。FBIとかCIAとか、日本の公安だって動いてるし、噂の非公式な自衛隊の超有能な諜報員連中に任せればいいのに。
当事者だからって、なにも工藤が家族揃って危ないとこに足突っ込まなくてもよくね?
てか、親なら工藤を止めろよ。組織の壊滅が目的なんだろうけど、まずは狙われてる工藤をどっかに匿って絶対死なせないようにするとかさ。

───そうすりゃ、俺が工藤の影武者になって工藤を守ってやれんのに。
仮に本当にそんな必要に迫られたら。
身バレしないで工藤を守るためには、俺は完全に単独で動く必要がある。誰とも、どことも連携せず、もちろん工藤にも内緒だ。
工藤以外の誰かに変装して、黒の組織に潜入する自信もある。

だけど、外部への連絡手段が何もないってのはやっぱりちょっと不味いんだよなぁ。
寺井ちゃんを巻き込むのは絶対アウトだし、何より寺井ちゃんが知ったら反対するだろうし、寺井ちゃんから千影さんに話が伝わるのも不味いしなぁ。

だからとにかく、まずは工藤の身の安全をだなあ!!


───書庫の小さな丸椅子に腰掛けて、考え込んでるうちに小さな窓からはいる陽が傾いてきたのか、ふと目の前が暗くなってるのに気付いた。

「…………」

「やあ。また逢ったね。鍵、変えたばかりなのにあっさり破ってくれたね」

目の前に爽やかなイケメン。少し浅黒い肌、やや長めの外人のような金髪。

「えっ」ガタ!!

焦って椅子から立ち上がる。
丸椅子が床に倒れて、音が────響かない。

ん?!!

振り向くと、革ジャンにニット帽のもう一人のイケメン男性が倒れかけた丸椅子を掴んで立て直すところだった。

「やあ、黒羽くん。以前道端で会ったときは失礼したね。あの日はここへ来る途中だったんだろう」

いっ!!??

少し前、工藤んちにチャリで来る途中、狭い抜け道の真ん中で喧嘩してた二人!!
ポアロの店員&毛利探偵事務所の探偵助手&実は公安で黒の組織に既に潜入している別名探り屋バーボン!←肩書多すぎ!
片やムスタングを駆る凄腕スナイパー、同じく元黒の組織に潜入していた過去を持つFBIの赤井さん!

この二人に前後を挟まれて俺は言い逃れも思いつかず完全に切羽詰まった。

公安とFBIが潜伏してるって、どうなってんだよ、この家。おかしいだろ〜~!!





「と言うわけで、この小部屋には盗聴器、隠しカメラの類はない」

「ホントに?」

訝しげに横目で安室さんを見たが、ニコニコ笑顔で流された。

開き直った俺は渋々二人に従って書庫の奥の小部屋に移動していた。ちょっとした作業ができる机と文具が置いてある。
この部屋の事は知ってたけど、入るのは初めてだ。窓はない。せいぜい3メートル四方ほど。男三人で居るには狭い。
安室さんもそれは分かっているのか、俺に要らん警戒をさせないためか、扉は開け放したままにしている。
椅子に座った赤井さんがこちらを向いて話し出す。

「工藤家には了解をもらってプライベート空間以外の考えられる侵入経路にはすべてカメラを設置した。窓には内側に強化ガラスを嵌め込み済み、万が一の時のセキュリティルームも複数設置してある。ここが襲撃現場になるとは今のところ考えていないが念のための措置だ。今夜はその防犯テストのため、一家には一次的に別の場所に移ってもらった。玄関の鍵はあくまで “普通” に見えるものがよいという奥方の希望だったが、君にあっさり開けられてしまったので、至急別の錠を用意して、交換は奥方にも了解いただく」

赤井さんが喋ると「はあさいですか」としか返事のしようがない。

──安室さんはこういう落ち着き払った赤井さんの物言いが癪に障る時があるんだろうけど、俺からすれば赤井さんの方が黒羽快斗より明らかに “大人” で “上手” なので仕方がない。怪盗でいるときなら別だけど。

「あの〜俺、工藤とは…その、かなり仲良しで、留守でも家に入ってOKな立場なんですけど」

工藤との関係を詮索されるか、とっくに身バレしてるかわからなかったけど、とりあえずそう言ってみた。

「そうらしいね」

横から安室さんのニッコリ攻撃でかわされる。
何故かわかんないけど、俺の立場について突っ込んでくる気は無さそうだ。

「そこで君に相談だ。相談と言うよりお願いに近いかな」

「なんですか」

赤井さんの方に向き直った。
ちょっと身構える。出来る大人のにこやかで穏やかな前振りほどやばいものは────

「暗号を決めておきたいんだ。僕ら三人の」

今度は安室さん。

「今から言うよ。ノックか、それが無理なら瞬きでも、手旗でも モールス信号でも、何でもいい。1回しか言わないから記憶して、忘れないで。言うよ──3,」

『え、ちょ、ま、ま、待ってよ、なんで俺が…』

反駁する間もなく安室さんは数字を口頭で五つ羅列した。

「憶えたね。これは私たち三人だけの暗号だ。公安もFBIも関係ない」

「ウ、エ、…なっ、なんで…」

涙目になる。完全この2人の手の内に嵌ってる。
憶えたよ。忘れねーよ、だけど、なんで?!

「君と同じ、工藤くんを護りたいからさ。この先何があっても」




頭が働き始める前に工藤邸を追い出された。
工藤も今夜は自宅に戻らないそうだ。
安室さんから捜査一課にそのへんの手筈は伝わっているらしい。

帰り道、安室さん・赤井さんの連携に巻き込まれた事がジワジワ骨身に染みてきた。

つまり、俺はすでに身バレしてる。

俺が工藤の影武者になったり、他の誰かに変装して単独で動くことを、あの二人は想定してるってことだ。

工藤がまさか言ったわけじゃないだろう。
工藤は俺に自分の影武者なんて絶対にさせられないとめちゃくちゃ怒って怒鳴って『わかったよ、それはやらない』と俺に無理やり言わせたんだ。やるけど。

すでに影の組織との駆け引きは始まってるんだろう。
膨れ上がった陰謀がいつどこで破裂するか判らない。とはいえ気に病み過ぎても身が持たない。そのへんは工藤一家の豪胆さ(能天気とも言う)は大したもんだと言えなくもない。
工藤も両親も、もう自宅には戻らないで、このまま潜伏しちまえばいいのに…。
工藤は絶対言う事聞かないだろうけど。



はああ、と大きく息をつき、鞄を投げ出して河原に寝転ぶ。
まさか公安やFBIと手を組むことになるなんて考えたことも無かったけど、あの2人と三人だけの連携ってとこに、少しだけ高揚していた。
工藤にも教えない、出来る大人2人との秘密の暗号。
何かあったときには──どんな状況下だろうと、あの暗号で合図さえすればあの2人ならなんとかしてくれるだろう…。

やれやれ、と鞄に手を伸ばした。

「ん?」

なんだろ。違和感。

鞄の底の角の金具がチラッと輝いたように見えて。

夕陽が反射したのか?

なんとはなく、鞄を持ち上げて底を見た。

『え、えええええ〜?!!!!』








「どうですか」

「見つかったな。さっきまでは徒歩のスビードだったが、急に速度が上がった。位置情報では幹線道路上を移動している。おそらく通りかかったトラックか何かに投げ込んだんだろう」

「やはり一筋縄では行きませんね」

「合格だろう、我々と組むのならな」







20260914
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※えー、続きません。唐突な話でワケワカランと思いますが、これもざっくりですが以前書いたお話のなんとなくな続きと言うか。『VIVANT』の影響まるわかりですが。
さらに続ける根性は無いんですが、赤井さん安室さんと快斗くんの小咄書こうと思ったらこんな方向になっちゃいました(^_^;)。
※それにつけても改行コードがスマホで使ってるのと合わないのか、もとのテキストの改行が反映されなくてupに時間がかかりました(-_-;)。upの仕方考えないとなぁ〜そう言えば一時ブログの引っ越し考えたのも改行問題が一因でした。忘れてたけど。



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