名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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業火妄想《中森警部編》
カテゴリ★業火の向日葵パラレル
※劇場版『業火の向日葵』より部分引用の願望パロディ短編です。ネタバレを含みますのでご注意願います。
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「中森警部…。光栄ですね、お一人で私に逢いに来て下さるとは」

湖畔を見下ろす森の断崖で、怪盗はこちらに背を向けたまま横顔で微笑んだ。



「すべて解っていて〝悪役〟を買って出ていたって事か、キッド。何故だ」

手にした拳銃をキッドに向ける。
撃つためではない。キッドが翼を広げ、断崖から飛び立つのを阻止するためだ。

「買い被りすぎですよ、警部。別に買って出たつもりはありません。私はただ…取り戻したかっただけ」

「取り戻す? 怪盗のおまえが、いったい何を取り戻すっていうんだ」


札束のトラップで鈴木財閥に損失を与えたのは確かだが、その実キッドは何一つ盗んでいない。
真犯人の意図を読み、自分が被疑者になることでキッドは狙われていたゴッホの『向日葵』を守った。
日本での『向日葵展』が兎にも角にも開催までこぎ着けたのは、キッドが動いたおかげだったのだ。

「神が見捨てし過去を。報われぬと解っていながら消し去ることの叶わぬ想いを…です。そしてそれは中森警部、あなたも同じではないですか」

「おれも、だと?」

「そうです。あなたが追い続けているのは、本当は私ではない───」

ふわりとキッドの白いマントが風を孕んで膨らんだ。
目が滲みる。目を擦った。
視界が急激に霞んでゆく。

「くそ、キッド、貴様なにをしたっ」


───残念ですが警部…いくら追おうとも、あなたに私は捕まえられない。なぜなら、私はあなたにとってただの〝亡霊〟に過ぎないからです。


「何を言ってる?! 動くな、キッド!!」


目が見えない。催涙薬を撒かれたのか、
涙で滲む視界に白い姿が朧に広がった。手にした拳銃が汗で滑る。
このままでは逃がしてしまう。
撃つのか。
撃てるのか、おれに、キッドが…!

しかし、怪盗の気配は唐突に消え去った。


「キッド───!!」


とても目を開けていられない。膝を着き、拳銃を持つ手で何度も涙を拭った。
もう何も見えなかった。

ヤツは消えた。
手を伸ばせば届くかと思えた白い姿は、またしても目の前から消え去った。

幻影のように。おれだけを残して───。





20150504
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※あんなオイシいキッド様とのシーン、フ女子の妄想に譲ってほしいですわー。とかいいながら、当ブログ定番の中森警部ネタでした(汗)。
※中森警部の一人称、本来は『ワシ』らしいのですが、微妙に雰囲気にそぐわないため『おれ』としてあります(..;)。

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「金色の絲」「嘘と嫉妬」「不可侵領域」「禁断」 「成功報酬」「予見」ほか 拍手ありがとうございました。

★G様、いつもご来訪感謝です!拍手コメントありがとうございました(*^^*)///
映画エンディングの向日葵映像、主題歌とも相まって迫ってくるものがありますよねー。ドライブ中にあの向日葵を思い出しつつ『オー!リバル』を聴くのが最近の日課です!(^^)!

★通りすがり様、貴重な80+の情報ありがとうございます! 天地ひっくり返りました~(@@);;;



   

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