名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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昨日は新K中心にいろいろ拍手ポチいただきました! ありがとうございますー(^^)/

オブザーバー《1/3》(新一×キッド)
カテゴリ★インターセプト
※新一視点にて。
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怪盗キッドが夜空を翔ける、まさに同時刻────オレは警視庁捜査一課の刑事達と共に、都心のある旧家(殺人事件現場)を訪れていた。


犯人が仕掛けたトリックの残骸を探して古い屋敷の庭に出たオレは、腕時計の針が示す時刻に気付き、思わず空を見上げていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回のキッドの犯行予告は、標的のジュエルを展示するM美術館に直接送られたようだ。予告状の文面と合わせ、キッド担当警部の談話が新聞に出ていた。
オレは応接で新聞を広げながら、キッドの暗号を無意識に声に出して読みあげていた。すると向かいに座ってココアを飲んでいた快斗が〝おい工藤、手ぇ出すんじゃねーぜ〟と言った。

「邪魔しない約束だろ」

「そんな約束してない」

「テメェ…どっからも依頼受けてないだろーが。首突っ込むなよ、あのシツコイ警部だけで十分ヤヤコシイんだから。余計な真似すんな。今回おまえはオブザーバーなの」

「オブザーバーでも発言はいいはずだぜ」

「屁理屈言うな」

「屁理屈じゃねえよ。暗号解くだけ」

「ダメ」

「暗号解きたい」

「たく、この推理オタク!」

「あっ」

快斗はオレの手から新聞を取りあげると、ぐしゃぐしゃにしてヒョイと上に放り投げた。

ボンッ!!

「うわっ」

炎が弾け、新聞が消えた。

「馬鹿、なにすんだ、まだ読んでないのに!」

「…………」

サッと快斗が腕を振り上げると、今度は元通りキレイに折られた新聞が快斗の手に握られていた。
ニッと笑った快斗がオレに新聞を差し出す。

「す…すげえな」

焼け焦げた紙の臭いが漂い、炭になった欠片がまだ目の前をチラチラ舞っている。

「朝飯前だっつの。前しか向いてない探偵を欺くくらい」

「どーいう意味だよ」

「そのまんまの意味」

怪盗の手管に舌を巻きながらもカチンとくる。渡された新聞を開き直す。あれ。

「……オイ、さっきの記事無くなってるぞ?」

キッドの記事が載ったページだけ抜かれていた。

「そんなに解きたきゃネット検索でもかけな。だけど来んなよ美術館。んじゃ、オレそろそろ行くから」

「待て、快斗」

「んだよ」

「燃えカス。掃除機かけてけ」

ぶつくさ言いながら掃除機をかけ、コップを片付けると、快斗はオレの目の前にあらためて立ち直し、お辞儀をした。

「これで証拠隠滅です。よろしいでしょうか? 名探偵。では失礼────」

キッドの口調で妖しく微笑むと、文字通り一瞬で快斗は煙幕とともに去っていった。

「…快斗のやつ」


怪盗キッドと黒羽快斗。
間違い無く同一人物なのに、分かっていてもそのギャップに翻弄される。

オレはもう快斗とは離れられない。快斗がいない世界は、オレにはもうない。
多くの矛盾を抱え、罪悪感すらひた隠しにして、それでもオレ達は二人一緒にいることを選んだ。互いが互いを自分自身の〝一部〟であるかのように感じ合い、失うことを怖れていた。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「警部、怪盗キッドがこちらに向かって逃走している模様です! どうしますか?」

刑事たちの会話が耳に入る。
オレが予想したキッドの逃走経路の一つに、この近くの高層ビルが確かに含まれていた。

「?」

屋敷の中へ戻ろうとした時、植え込みの奥で何かが微かに光った。近付いて引っ張り出すと、光って見えたのは細い糸────おそらく〝釣り糸〟の切れ端だった。







オブザーバー《2/3》へつづく

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※新一の方の事件はまるっとスルーして、場面転換予定です…(*_*;


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