名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
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連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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一条の疵
カテゴリ★インターセプト3
※繋ぎの超ショート(x_x)。『密約』直後のシーン。ジン視点です。
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気を失ったガキをベッドに放り落とした。

16、17歳程度にしか見えねえ…軽い身体だ。


だが間違いなくこいつが────至近距離で俺の弾を避け、退くことなく目の前に降り立ち、銃口に白い手袋の掌を突き出した────あの怪盗。
頼りない肩をした、このガキが…。

「………」

俯せたガキの背に残る一条の疵痕に目が止まる。
背から肩の方向へ向かう銃創…。屈んだ状態で背後から撃たれた痕。

「くく」

我知らず、笑みが漏れた。

あの時か。
怪盗に邪魔され、工藤新一を手に入れ損なったあの夜の。

怪盗の放った閃光に目を射られ、ほとんど視界がねえ中で数発続けざまに撃った。
工藤新一を腕に抱いて飛び立つ寸前の怪盗の背を、俺の弾は掠めていたのだ。

「バーボンの野郎…、この疵のことを、わざと黙ってやがったのか」

俺自身に見付させ、納得させるために。そうと判るような抱き方をし、わざと皆の前に晒して寄越したのも。

俺の〝殺る〟気を殺いで、何を企んでやがる…?

「だが、確かにコイツは使える。パンドラを手に入れるためにも」

そして。

工藤新一を手に入れるためにも────。


ベッドに腰掛け、ガキの癖毛に手を乗せた。
細い首に嵌めた革のバンドが奇妙に艶めかしい。

遠く忘れ去っていた〝ある種の感覚〟が呼び起こされるのを意識しながら、俺はポケットから煙草を取り出し、火を点けた。






20140201
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※短くてすみません。次あたり、たぶん場面が飛ぶと思います…(*_*;


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