名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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奇跡の月と運命の彗星《4》
カテゴリ★インターセプト4
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「アタイに組織を裏切れってのかい?!  見くびるんじゃないよ、キール!」

〝新たな仲間〟として迎えたいと言うと、キャンティは予想通りの怒りを私に向けてきた。




二年ぶりに合流した私の〝本当の同僚たち〟は、バンの外で本部と連絡を取り合っている。車内には助手席に座る私と後部座席のキャンティ二人だけ。
後ろ手に戒められた腕を忌々しげに揺さぶり、キャンティが燃えるような眼で私を睨む。

「よく聞いて、キャンティ。あなたを単独で生け捕りにしたのには理由があるの。スナイパーとしてのあなたの腕を、私は上司に推薦した」

「ハァ?! ざけんじゃないよ! ジンたちがいまにお前ら全員皆殺しに来るからね!」

興奮するキャンティに対し、私は敢えて声音を落とし、ゆっくりと言葉を続けた。

「これは司法取引よ。組織について知っていることを洗いざらい話してくれれば、私たちはあなたをCIA特殊工作員として迎え入れる用意がある。けれど拒めば重犯罪者として投獄され、あなたは息子さんと永遠に逢えなくなる」

キャンティの顔色が変わる。紅い唇がわなわなと震え、目元の蝶が歪んだ。

「ア、アンタ…、なぜ、アタイの息子のことを」

私は微笑んだ。初めてキャンティの眼に〝恐れ〟が浮かんでいる。

黒の組織解体のための鍵として、私は潜入後間もなくターゲットをキャンティに絞った。(当時の)一年ほど前、キャンティが重傷を負い、数ヶ月にわたり組織から離れていたと知ったからだ。
女としてピンとくるものがあった。
私はCIAの情報網をフルに使い、キャンティの素性を徹底的に調べ上げた。
そして見つけたのだ。
子供のことはキャンティが組織内でもひた隠しにしている最大の秘密であり、急所だった。

「二歳になるそうね…可愛い盛りでしょう。肯いてくれれば、息子さんの今後のことは保証する。信じてちょうだい」








・・ー・・・・・ー・・・・・ー・・

   




バーホンが崩折れるように膝を着く。
血の匂いが漂っているのに気付いた。

「撃たれたのか!」

「ははは…運悪く防弾の隙間を射抜かれたよ。しかし大丈夫、死にはしない」

そうは言うが、まともに立っていられないのなら重傷のはずだ。

「おっと」

俺がバーボンの持つアタッシケースに視線を移すと、バーボンはケースを自分の背に隠すような仕草をして笑った。

「これは〝公安〟が預かる。〝APTX4869〟も含め、出所の怪しいものばかりだからね」

アポトキシン───聞いた記憶がある。工藤が話していた例の毒薬の名だ。

『俺はその中に本物の〝パンドラ〟があるのか確かめたいだけだ!』

そう言おうとしたとき、背を貫くような戦慄を覚えて身構えた。
キン、という金属音が耳を打ち、ヘリの機体上部に火花が散る。今度は俺がバーボンを引っ張って突っ伏した。動きの鈍ったバーボンを引き擦り、ヘリの下に潜り込む。

今のは威嚇だ。
狙撃手には俺たちが見えている。どこから狙われているのか判らなければ避けられない。

「…ジンじゃないよ。ジンは威嚇なんかしない。今のは〝合図〟だ。射程圏内だ、というね」

傷が疼くのか息を荒げているが、まだバーボンの声には力があった。

「合図? 誰のだ?!」

「ライだよ。いや…FBI捜査官、赤井秀一。黒の組織が最も懸念していた〝シルバーブレット〟の一人だ」

ここまで聞いて俺はようやくさっきのバーボンの言葉を理解した。
バーボンは組織のメンバーじゃない。潜入捜査官だ。それも日本の〝公安〟の…!

「ジンもお出ましだ。クライマックスというところかな。これを君に返すよ、怪盗キッド」

「…!!」

俺を〝キッド〟と呼んだバーボンが手にしていたのは、失ったと思っていた怪盗のモノクルだった。

屋上出入り口とは逆方向をバーボンが顎で指し示す。
満月とボレー彗星を頭上に、三つの人影があった。

長髪、長身痩躯の男。
それよりさらに体格の良い大男。
あともう一人は…肩を掴まれ、前に押し出されてよろめいている。

ジンとウォッカ。
あともう一人は……、あれは。

ハッとする。
頭巾を被った老人だった。
オークションにいた、あの。

まさか。

まさか、あれは───!!?







20151231
20160127※少々加筆
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※うっ…もーちょい進めたい気もしますがとりあえず年内はここまでで~(汗)。

《拍手コメント御礼》
★ちょこさま
まあ! 今年のアニメまじ快からですか♪  拙いこのブログを読み返しに何度もお訪ねくださったとのこと、ホント~に感謝です(*^^*)/ //
私は逆にコナンくんの怪盗キッドから入ったので、はじめの頃は『白馬探? ダレそれ』みたいだったんですよ(^^;)。
なのでブログタイトルも思いっきり新快なんですが、いまや快斗くんを甘やかしてくれる(妄想の)白馬くんは、このブログにおいて非常に大きな存在に成長しています(白馬くんに限らず、快斗くんを愛でてくれる方なら基本誰でもオッケーなんですけどね!)。
あっ、ついひとりごとが過ぎてすみません。無謀な長編をまとめようと悪戦していてずっと欲求不満気味なのです。はやく★インセプに目途つけて、快斗くんを一から苛め直したい(オイ?!)です。←新年の目標!

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