名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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トラベル/海《1/2》(新一×快斗)

『トラベル/スタート』のつづきの1つです。展開に迷った結果、さらにパラレルへと分けることに…(汗)。

――――――――――――――――――

二人で相談しながら、ワクワクして笑いながら、それでも心の奥底では〝そんなうまくいかねーんじゃないの〟と思っていた。

――果たして今度の連休、工藤と二人でちゃんと出掛けられるんだろうか?


走ってくる快斗を見つけてオレのテンションは絶頂を迎えていた。

いつものキャップを被った快斗がスポーツバッグを抱えて走ってくる――真っ直ぐオレの方へ。やっぱり快斗はスタイルがいい。遠目でもイカスぜ快斗。


やったぜオレ!!

思い切って言い出してみてホンットに良かった!!!
旅行とか行ってみっか…なんちゃって。と、つい最後に『なんちゃって』を付けてしまったけど、快斗が頷いてくれてホンット~~に良かった!!! 言ってみるもんだ!!

「おはよ工藤! 待った?」

「いや。行こう」

「うん」

思った以上の好展開。快斗が笑顔ですごく嬉しい。
旅立ちの高揚感で(一泊二日の小旅行だけど)なんともいえないイイ雰囲気だ。

在来線の電車に乗ってのんびり目的地に向かう。
途中下車でぶらりしてみたり、向かい合わせで駅弁食べたり、最近のお互いの面白ネタ喋ったり、一息ついたら眠くなって並んで座ってこっそり指を重ねてウトウトしたり。
天気はいいし、最高だった。快斗の寝息を横に感じて電車に揺られて……。

―― 夜が待ち遠しい。

あっ、言っちゃった(照)。

しょっちゅう逢ってはいるが、だからっていつもラブラブでいられるわけもなく、以前はそれでも強引にもってくこともあったけど、この前ケンカしてからは意地張ってそういう雰囲気にさらにもっていきづらくなって…このところ〝ご無沙汰〟してる。

今夜は本当になにもかも忘れて二人になれるんだ。快斗のことだけ見て。快斗のことだけ感じて過ごせる……。

流れる景色の空と雲と緑が鮮やかだ。やがて海も見えてくるだろう。
目的地まであと一時間ほど。

このままうとうとしてよう。快斗と並んで。肩寄せて。うとうと、してよう。







トラベル/海《2/2》へつづく


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