名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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ジグゾーパズル《2/3》(新快前提 コナン&快斗)

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説明しなくても分かってもらえると思うが――

俺のコナンくんへの愛は、あくまで、ギリだけどプラトニックだった。

しかし。

あの日――あの夜、工藤新一だった名探偵と俺は……結ばれた。
深く互いを求め合い、互いを確かめ合ってひとつになったんだ……。


ふう…。

そっと息を吐いた。
思い出すだけで、どきどきする。

つまり、当たり前だが名探偵はコナンくんで工藤新一と同一人物ではあるが〝同一〟ではない。
だから俺は――こんなふうにシアワセな時間を過ごしているにも関わらず、時々戸惑いを覚えてしまうんだ。



「快斗がまだいーなら、オレ先に風呂入るぜ」

「あっ、うん。いいぜ。どーぞどーぞ。溺れんなよ」


バーロォ、誰が自分ちの風呂で溺れっかよ、とジト目で俺を睨んでから、工藤は……いやコナンくんは(ややこし)ぴょんと俺の膝から飛び降り、そのままタタタとリビングから駆け出て行った。

……少々、自己嫌悪。
こうしてたまに一緒に寝泊まりするようになって数週間経つが、実はまだ一度も二人で一緒に風呂入ってないんだ。

コナンくんには分かっちゃってるかな。俺の微妙な戸惑い。
今だって。
すぐに『おう! 入ろーぜ一緒に♪』って返事ができなかった。
以前だったら、きっとふざけあって楽しいバスタイムになるはずだったのに……なんだか今は、ヘンに意識してためらってしまう。


コナンくんの眼差しが――ふとした瞬間工藤のものになって…その目で見詰められると、心臓ぎゅぎゅっとなって汗が吹き出しちまう。もちろん顔には出さないぜ。ポーカーフェイスはマジシャンのプライドだ。それでも。
今みたいにオカシな間ができちゃうと、鋭い名探偵のことだ……きっとバレてんだろうな。

ちなみに念のために言っておくが、俺はコナンくんにヤバイコトする気なんてぜってーないからな。
ウー、いややや、墓穴だ、そーじゃなくてだな、俺が言いたいのは、、、
まるであの夜の工藤に見詰められているように、どうしようもなく心臓がバクバクになって、一方的に恥ずかしいようないたたまれない気持ちになってしまうんだってこと。

シアワセなのになァ。なんでかなァ。
はああー。深く溜め息。
こんなんじゃだめだよな。吹っ切って楽しく過ごさないと。せっかく一緒に居られるようになったんだから……。

そうだよな。吹っ切るなら早い方がいい。
でないと別風呂が当然になって、逆に今度一緒に入ろーぜ、って時に怪しまれちまう……、かもしれない!


長い独白だったが、付き合ってくれてありがとう。なんとか結論出たよ。
でも内緒だかんな、誰にも! (^_-)★


よっしゃー、んじゃいってくる!

俺はもたもたしてる自分にようやくキリをつけて、名探偵の後を追って風呂入りに向かった。
やっぱりちょっとドキドキするけど――。





さらに ジグゾーパズル《3/3》へつづく

――――――――――――――――――

あらっ?!(@_@); 終わらない?!
風呂はいるだけのネタなのに引っ張ってスミマセンひー(汗)。


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