名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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成功報酬《2/2》
カテゴリ★ファーストステージ
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「おい、コナンー!」「コナンく~ん(^^)/」

げ。耳に馴染んだ子供の声。少年探偵団のデコボコトリオじゃねえか。



ここは東都タワー併設のショッピングモール。
オレと蘭がフードコートでたこ焼き買ってる間に、毛利のおっちゃんは依頼人の店主とスタッフルームへ移動した(おっちゃんのタイピンに小型カメラと盗聴器が仕掛けてあるから問題はない)。

「元太、光彦、歩美ちゃん、どうしてここへ?!」

──と思ったら、三人の後から息を切らした博士がヨタヨタとやってきた。やっぱり。

「博士~(なんでこいつらを連れてきちゃったんだよ)?」

「ハァハァ、スマンスマン。ハァハァ」

「哀ちゃんから聞いたの!」

「ちょうど阿笠博士が出かけるところだったので、乗せてもらったんです!」

「コナンだけじゃ頼りねーからな! お~っ、タコヤキうまそー!!」

え、灰原が。博士んちでこいつらの面倒見ててくれると思ったのに。

「しかたねーなぁ。毛利のおっちゃんが戻ってくるまで、どっちにしろこのフードコートで待機だ」

「まじかよ! そんじゃオレ、うな重食う!」

「元太くん、うな重はさすがにここにはないですよ。それに満腹になると眠くなって頭が働かなくなります。ここはコナンくんたちのように、軽くつまむ程度にした方がいいと思います」

「歩美はソフトクリームにする~。だったら平気だよね、光彦くん!」

「あっ、それなら私も歩美ちゃんと一緒にソフトクリーム買おうかなぁ」

蘭まで加わって、毎度のことだが一気に呑気なムードになっちまう。妙な事件が続いてる不穏な場所だってのに。

「黒羽の兄ちゃんは、やっぱりまだまだミナライだな!」

「そうですねぇ~。ミーティングにも出たり出なかったりですし」

「でも~、それじゃちょっとかわいそうだよ。歩美は〝ふくだんいん〟くらいにしてあげてもいいと思うよ」

ははは。だそうだぞ、快斗。まずはサボリ癖を直さねーと、少年探偵団の正団員への道は開けねーな。









・・ー・・・・・ー・・・・・ー・・

   

「…っ、くしゅっ!」

「あら、黒羽くん寒い? エアコン点けましょうか」

「いやいや、ダイジョウブ」

ぐすっ。
なぜか背筋がぞぞぞとなっただけで、寒いわけじゃない。
哀ちゃんを見返した。あまりナメられてばかりじゃマズい。

「それで、俺に話しておきたいことって何?」

「あなた、工藤くんが元に戻ったらどうするつもりなの」

「えっ…」

正面から見据えるような問い掛けに、すぐに答えられず間が空いてしまう。

「工藤くんが戻ってくるってことは、江戸川くんは消えるわけよね。確か、あなた工藤くんの親戚って話だったと思うけど」

「そ、そうだよ」

そういや、そんなこと言ってたっけ(汗)。

「という事は、江戸川くんがいなくなっても、あなたはこれまでと同じように工藤邸へ来るのかしら」

「…たぶん」

俺は肯いた。コナンくんが工藤に戻れたら。そうしたら、今度こそ本当に俺たちは側にいられる。そのはずだ。
哀ちゃんがさらに醒めた目をして呟く。

「それでも少年探偵団はなくならないわよ。彼らの結束は固いわ。いつか江戸川くんが戻ってくると信じてきっと待ち続ける。彼らにとって江戸川くんは江戸川くんでしかないんだもの。仮に真実を話したとしてもね」

「………」

いや、それは。
言いかけて言葉を飲み込んだ。

そうなんだろうか。
理解できる、理解できない、の話じゃない───と哀ちゃんは言ってるようだ。
江戸川コナンは一人の人間として〝ここ〟に確かに存在している。

「あなたは本当に江戸川くんが消えてしまっても構わないの。それで本当に寂しくない?」

「………」

思ってもみなかった言葉をぶつけられ、俺は絶句した。
当たり前のことなのに、それを現実の事として想像してみた時の驚くほどの喪失感。

工藤に逢いたい。
だけど、そうしたら……コナンくんが消える。
永遠に。

永遠に。

「私ね、一つあなたにお願いがあるのよ。研究って何かと大変なの。手間もお金もかかるし、博士に恩返しもしたいし」

俺はすでに哀ちゃんの術中に落ちていたのだ。
工藤邸の前で、大人の姿の哀ちゃんに声をかけられたときから。






20150418
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※中途半端な内容ですみません。タイトルが意味するところまでたどり着けませんでした(x_x)。コナンくんたちの描写もさわりだけで逃げました~(汗汗)。このカテゴリもボチボチ締めにいきたいと思ってるんですが…(*_*;

本日初日!これから『業火』見ます!
どきどきー!


●拍手御礼
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◎名無し様、カテゴリ★インセプ へ、ご声援ありがとうございます! 気付けば前回upしてからもう3ヶ月近い(@@);;  今月末~GW中に続きをupして、少しでも話を加速させたいと思っております。まだ思ってるだけですが~(*_*;


 

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