名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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リハビリ《A》(新一×快斗)

――――――――――――――――

『待つ』と確かに俺は言った。

言ったが、ただ本当にいつまでも待ってばかりはいられない。

待っているだけでは、快斗は本来の明るさを取り戻せない。

――とかなんとか理由を付けて、俺は快斗にリハビリを提案した。なるべく深刻にならないように。


「リハビリ……?」

「うん」

「……テキトーなこと言って、やりたいだけじゃん」

「バカ言え」

ジト目の快斗を正面から見つめ、俺は快斗の肩を掴んで引き寄せた。
それを認めちゃ元も子もない。

「このままじゃ、俺は本当におまえを取り戻したことにならない」

「工藤……」

少し頬を染める快斗。いい感じ。

「いっぺんにとは言わないから。合図決めといて――たとえば二度肩をたたくとか。無理と思ったらギブしていいよ」

「……今度じゃダメ?」

「ダメ。リハビリは少しでも早く始めた方がいいの」

そう。なのに俺はタイミングを逃してここまで快斗を〝臆病〟にさせてしまった。余計な場面を思い出しかけて頭を振る。

とはいえ、いきなり部屋に連れて行くのはさすがにまだ抵抗があるだろうと思い、このままリビングのソファーで行けるとこまで試すことにする。


まず並んで座る。肩を抱く。頭を抱えるようにして抱きしめる。

肩を二度叩かれた。

「えっ」

もう?!

抱えていた頭を離して快斗の顔を覗き込むと、快斗は微笑んでいた。

「う・そ。まだ大丈夫」

「快斗」

そのくせ目が合うと不安げに目を伏せる。

リハビリだ、リハビリ。

初回だから無理は禁物だが、せめてもう一押し――自分にも言い聞かせて、俯く快斗の前髪を掌でどけてオデコに唇を押し当てる。そのまま鼻筋をたどり、快斗の唇へ……。
快斗が身じろいで小さくため息を漏らす。

すぐ侵入するのはやめとこう。
拒絶されるのは俺も怖い。
もう少し…このままソフトタッチのキスで緊張を解いてから。

「……!」

快斗の両手が俺の首に回される。

まだ大丈夫。そうつぶやいて快斗は自分から薄く唇を開いた。

そうだガンバレ快斗。二人で乗り越えようぜ!

俺は背に回した腕に力を込めた。

とんとん。

――アレ。

「どした」

「……ごめ。今日はここまででいい?」

「あ……、いいよ。わかった」

きつく抱いたのが拙かったのかな。
俺がぼんやりカーペットに目を落として反省してると、快斗がほっぺにチュ、とキスしてきた。

「ごめん、工藤」

「いやいや」

「次は――大丈夫。工藤のこと思い出してきたから……少しまた……時間くれれば……」

「いいよ。リハビリは反復が大切だからな。逆効果にならないよう、俺も気をつける」

何が可笑しかったのか、快斗がクスクス笑った。俺も笑った。

なんとか戻れそうだ。
焦らないで二人で過ごせる穏やかな時間を大切にしよう。あんな思いをして独りで過ごすのは二度とごめんだ。

一緒にテレビ見たりゲームしたりしながらまったりと寝るまで過ごす。
あんまコッチ見んじゃねえ、と快斗に文句言われながら。いいだろ見るくらい。これもリハビリの一環だぜ、と言い返したりして。




20111214


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