名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
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2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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リハビリ《Cへ向けて》
(新一×快斗)
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快斗がやってきてから一週間。

最初の二日間は動きがあったが、その後リハビリは一向に進んでなかった。



俺も若干意地になっていた。快斗が自分から動き出すのを待っていた。特訓すると言って現れたあの意気はどぉしたっ。
しかし一方では快斗と二人の生活が楽しくて、このまま一緒にいられるならわざわざ自分からこの場をぶち壊すような真似をする気になれなかった…というのもある。快斗を早く抱きたい思いも強かったけれど。

そして今日。学校から帰ってきた快斗はついに俺に言った。

「工藤、待たせて悪かった。俺、決心したから」

「え?」

「今夜は絶対やる。もし」

黙って聞いている俺をチラ見して、快斗は続けた。かなり小さな声で。

「――もし、途中で…俺が……」

聞き取れない。

「なに?」歩み寄って顔を覗き込んだ。

「もし……ダメって言っても…やめないで」

「……」

顔赤けぇ~! カワイすぎる快斗! なーんて言ったら間違いなくぶっ飛ばされるけど。

「いいのかよ。ギブアップの合図は?」

「それも無効でいい」

「本当だな」

「ああ」

「わかった」

いよいよだ。本人のGOが出た。この日を待ってたぜ。

「……工藤」

「んっ?」

「オメェにやけ過ぎっ。人の気も知らねーで……言い出すのに俺がどんだけ……」

「ごめん。わかってるよ」

髪の毛の先までしょんとしおれてるような快斗の肩を抱いた。

「大丈夫。……好きだ、快斗」

照れくさかったけれど、照れくさくてもちゃんと伝えなければならない時もある。我ながら頬に血が昇るのを意識しながら真っ直ぐ快斗の目を見つめて言った。
快斗は俺が言い終わる前に真っ赤っかになって俯いてしまった。耳まで赤い。たまらん。

しかし、ようやくいよいよだ!

このままベッドに連れて行きたいくらいなのを〝もう少しの辛抱だっ〟と自分に言い聞かせ、快斗を緊張させないように俺は普段通りに振る舞った。ちょっと蹴つまづいたり、皿落として割ったりしたけど。

ぎこちなくもどかしく、時間はなかなか進まなかった。




20120101

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あけましておめでとうございます。

一個別の話を挟もうと思っていたのですがやっぱりリハビリの続きを書いちゃいました(汗)。
ていうか年末体調崩して寝込んでまして…思うように更新できなかったばかりかアップしたのもイマイチテンポわるいし(+_+)
どうしようと思いながらそのまま次に行くことにします。新年早々イイワケから始まりましてホントに申し訳こざいません~m(_ _)m 最後になりましたがどうぞ今年もよろしくお願いいたします!


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