名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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遠雷《1/2》(新一×快斗)R18
カテゴリ★普通の高校生パラレル

※普通の高校生BLパラレルな二人。の、つづきです。
快斗くんが特に純情なのがコンセプト、新一くんもわりかしカワイめです(^^;)。

──────────────────────────

遠く、雷が鳴っていた。

ゴロゴロと───陽暮れ時の空を低く微かに震わせながら。


「……カミナリ鳴ってるね、新一」

「ぜんっぜん気にならねー」

「雲がすごく流れてるよ。夕立がくるんじゃないかな」

「ぜんっっぜんっっ、気になんねー!」

オレの部屋の窓から外を見ていた快斗が、力んで返事したオレを振り向く。そして大きく二三度ぱちくりと目を瞬きさせてから『ふふっ』と笑った。

笑うなバァ~カ、とは声には出さない。

───やっと、やっと、ずっと抱き締めたくてたまらなかった快斗と……またこうして過ごせる時がきたんだ。

「カミナリが鳴ろうと夕立が来ようと〝へ〟でもねえぜっ!」

オレがさらに力んで言うと、快斗はそれが可笑しかったのか声を出してアハハと笑った。
オレは嬉しくてドキドキしていた。
快斗の素直な笑顔ってのは、これでなかなか貴重なんだ。

頭も勘も良く人一倍敏感な快斗は、そのぶん臆病でもあり傷つきやすい。そんなことないよと快斗は言うけど、オレは心配事をひとりで抱え込んでしまいがちな快斗が気掛かりで仕方ない。

もっと一緒にいたい。もっと、そばに。

窓際に立つ快斗に近付くと、快斗も少し目を伏せながらオレの方へ向き直った。その肩に手を置いて俯いた快斗の目尻ににそっと唇を寄せる。
ふ、と小さな吐息を漏らした快斗の背を両腕で引き寄せ、そのままぎゅうっと抱き締めた。




素肌を辿ると、くすぐったいのか快斗が体を捩らせオレから逃れようとする。

「こら、逃げんな」

「だって……」

背中から捕まえ直して、快斗のキレイな体を順に味わう。耳元。頸。肩。腕。手の甲。指先。もう一度肩から……背中……脇腹へ。
ところどころで『ん』と抑えた声を上げて快斗がぴくんと跳ねる。快斗の特に敏感なとこを頭に焼き付けながら、想いを込めて愛撫を繰り返す……。

くぐもった快斗の声が伝わってくる。『しんいち』と、オレの名を呼ぶ声が。
快斗の肌が熱を帯びてゆく。それが判ると、オレもさらに熱くなる。
互いを感じ合うと乗算された熱が急激に高まって、どうしようもないくらいに膨れ上がる。もうあれこれ考えてる余裕はない。

『あっ』と快斗が慌てたように声を上げた。

「新一、ま……」

待って、と言おうとしたらしい。キスで快斗の言葉を塞いだ。

待てるもんか。

ずっと待ってたんだ。快斗。快斗を深く感じたくて。もっと重なり合って、一つになりたくて───。


ピカッと白光が閃き、目の前に裸の快斗が浮かび上がる。すらりと伸びたその姿がオレの瞼に焼き付いた。

……ゴロゴロ…………ドォーン……。

雷に驚いたのか、快斗が体を竦ませる。

ピカッ。

もう一度、白閃が室内を眩しく照らし出した。

(快斗……!)

オレを見上げる快斗の光を弾く眩い姿。青白く光る肌が彫像のようだ。
オレの恋人。オレの大好きな快斗……。その総てを独占したいという欲望に衝き上げられる。
一気に貫こうと身構えた。

「─── しんいちっ……!」

悲鳴のような快斗の声。
ハッとして、危なくストップする。

「………………」

はあはあと荒く耳を打ち、体を震わせてるのは自分の吐息だった。
雨音が……。
ざああー、と激しく降る雨の音が家中を包み込む。夕立だ。再び雷が鳴った。

ピカッ。ゴロゴロ……。

オレを見る快斗の目が濡れたように光って見えた。








遠雷《2/2》へつづく


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