名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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ぶるーぱろっと《2/3》(新一×快斗)
カテゴリ★17歳
※今度は快斗くん視点から。
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菱形にセットした九つの玉を見つめ、工藤がキューを構える。

その姿に、俺は見とれていた。



左手のブリッジが決まってる。
息を潜めてストロークを繰り返す真剣な眼差し。
こんな角度から工藤の顔をまじまじ見たことはなかった。

カン、と音が響く。
ブレイクショットで一瞬に散るボールを目で追いながらのフォロースルーが、またカッコいい。

まあ…あれだ。相手が男でも〝惚れ惚れする〟ってことはあるよな───などと自分を納得させる。
だって相手は工藤だぜ。男だぜ。そのうえ探偵だ。

寺井ちゃん何時に来るんだろ。寺井ちゃんに工藤を会わせるのは、さすがに拙いよなァ…とか考えながら、ライトが照らすテーブルと日暮れとともに薄暗さを増す室内との対比に、何故だか緊張が高まってゆくのを感じる。

「やってみろよ、快斗」

「えっ。あ、ああ」

工藤と目が合い、慌ててポーカーフェイスを取り繕った。

「力入れんな。自然に構えるんだ」

「自然にって言われても…」

「手玉に対して正面に。両足に均等に体重を乗せるんだ。構えたとき、キューの真上に顎がくる感じかな」

く、くすぐってえっ(汗)。
腰の位置を手で直されて、なんだか妙な気分になる。

「こうか?」

「うん。まあ、撞いてみろよ」

「笑ってんなよ」

ガショ。

「あちゃっ」

中心を外れた手玉は狙い玉にぎりぎり当たったが、二つともテーブルの縁までコロコロ転がっただけで止まってしまった。

「ああー、うまくいかねえ!」

「もっとゆっくり引いて、構えた状態から動かずに真っ直ぐ撞くんだ」

言いながら工藤がキューの先っちょに何か付けてる。

「それ、何?」

「チョークだよ。これでタップの…キューの先が滑るのを抑えるんだ」

「ふーん」

工藤がビリヤード台の角に立った。台を反転させる隠しスイッチがあるすぐそばだ。
でも裏で見えない位置だし、普段は寺井ちゃんがロックを掛けてる。

「次は?どこ狙ったらいい?」

「もうちょっと左からだな。ここにクッションさせて、青いのにぶつける。ポケットに入れられるぞ」

「んな上手くいかねえって。もっかい工藤やって見せてくれよ」

「いいけど」

「……」

工藤が制服の上着を脱いで脇に置く。そして再び片手でキューを取り、片手でネクタイの結び目を緩める。そんな何でもない仕草から、目が離せない。

体を折り、目線を低くしてキューを構え、工藤が狙いを定める。

カン。
音が違う。
言葉どおり白い手玉をワンクッションさせ青い狙い玉に当てると、手玉を残して青い玉だけが隅のポケットにコロンと転がり落ちた。

「おーっ、すげえ!」

「簡単なショットだよ。反射角一個読めばいいんだ」

「そうだけど、球が真っ直ぐ転がらねえんだもん」

「コツさえ掴めば、快斗ならすぐに上達するさ」




そうかなぁ。サッカーとかバスケなら得意なんだけどなぁ、と快斗が首を傾げている。

出来るさ。ビリヤードくらい。
おまえが出来ない訳がない。なんたっておまえはあの〝月下の奇術師・怪盗キッド〟なんだからな。

外はすっかり日が暮れたようだ。
店の主人はまだ来ない。静かだ。時間を忘れてしまう。

快斗が好きだ。はっきり、意識していた。

快斗の笑顔が好きだ。秘めたキッドの香りが好きだ。両方ともおまえだから好きなんだ。
二人のおまえを、オレはオレの腕の中で一つに感じたい───。

そこまで考えて、頭に浮かんだ妄想にオレは焦った。
快斗の息づかいが、やけに気になり始めていた。





ぶるーぱろっと《3/3》へつづく

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※あれれスミマセン、二回で終わりませんでした。もう一回追加~(*_*;

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