名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
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一目惚れ(白快前提 新一→快斗)

※白快両想いバージョン『噂の二人』成就直前;なのに、さらに話挟んじゃってスミマセン(*_*;
次はこの勢い(?)で必ず本番いや本筋進めるつもりなのでお許しを~!
※というわけで、新一視点です。

――――――――――――――――――

黒羽快斗…。

江古田のミッドフィルダー。話には聞いていたけど、予想以上に…期待以上にいいプレイヤーだった。

競り合っててあんなに夢中になったの、同い年であんなヤツと対戦したの、初めてだ。

黒羽、か。
ちょっと……なんてーか……、その、かわいかったな。

なんか…不思議と初めて逢った気がしなかった。前にもどっかで逢ったことがあるような……。どっかの大会でアイツと知らずに見かけてたのかな?

ヒラリと軽くスライディングをかわされ、サイドを走り抜けられた。
あの……感覚、どこかで――。
届きそうでとどかない、あの感覚。

あれ……。

あれ………?

おかしいな。

あの感覚は、そうだ。



怪盗キッド。



あいつだ。

追いかけて…何度手を伸ばしてもスルリとかわされて……モノクルを光らせ、微笑んで逃げ去るあいつ。


あれ?

オレ、キッドが好きなのかな。

それとも……

黒羽を好きになっちゃったのかな。

どっちだろう?

どっちも有り得ない――はずなのに、なんでこんなドキドキしてんだろう、オレ。


黒羽、大丈夫だったかな。

ボール奪うのに必死になって、また黒羽に抜けられそうになって、思わず突っ込んじまった。
イエローもらっても仕方ない場面だった。
一緒に転んだけど、下になった黒羽の方がダメージ大きかったはずだ。
オレも脚傷めて思い切って走れなくなったけど、黒羽はあの後ガクッと動きが落ちた。

勝てたのは、だからだ。

付き物とはいえ、悪かったな……。

終了後すぐ詫びにいったら、そのせいじゃねーよ、寝不足でバテちまった、って笑ってた。
面と向かって話したら、黒羽の笑顔近くで見たら、もっとドキドキした…。

オレ、おかしいな。

プレイヤーとして黒羽に惹かれてんのかな?
それとも黒羽がキッドを思い起こさせるからかな?
あるいは……まじで本当に黒羽に一目惚れしちゃったのかな。

――もっとも、一目惚れだとしても、速攻失恋したけど。

オレ、ゲーム直後に握手しながらよくあんな事訊いたよな。我ながら赤面する。黒羽が驚いて目をぱちくりして……それがまたかわいくてドキッとしたんだけど。

『黒羽さ、付き合ってる人とかいるの?』なんて。

黒羽はこう言った。

『いるよ、一応』って。

いんのか。もう相手。だよな。
黒羽、かっこいいし、かわいいし、プレーもイカスし、付き合ってる相手がいて当たり前だ。

一目惚れ→即失恋なんて、我ながら残念。
でも、いいや。
またそのうち……逢えるさ。

黒羽快斗。

片思いでもいい。こんなドキドキする相手、あんな夢中になって競り合える相手、そういない。

また逢いたいな。

また、対戦したい。

黒羽快斗。


また、きっと―――。







20120520

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(補足)
昨年10月に『新快カテゴリ』にて、ちょっと近いシチュエーションのお話をupしてます。
タイトルは『If』です。よろしければページ内検索にて比較参照下さい~m(_ _)m



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