名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

ブログ内検索
カレンダー
09 2017/10 11
S M T W T F S
1 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31
カウンター
プロフィール
HN:
ronin
性別:
女性
自己紹介:
2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
 

噂の二人/江古田高文化祭/演劇・2年B組 『白雪姫』《1/3》

※快斗くん視点でスタートですが、視点がころころ変わります(++)。ご注意下さい。
────────────────────────────────

うう…。
リハーサルと違って客席が暗い。これじゃ誰がいてもわかんねえーっ(T-T)。


舞台の袖から壇上を覗きこんで、俺は大きく息を吐いた。
こうなったらホントに開き直るしかない。

ひとつ前の一年の演目がもうすぐ終わる。なんかの映画のパロだ。けっこうウケてる。

────にしても。
本番ってのはこんなに緊張するもんか。あがったことなんかキッドの時でもねーってのに……。どうしよう。
もし、もしトチったらーッ(>_<)ゞ

「肩に力が入りすぎのようね、白雪姫」

「…紅子!」

「〝女王様とお呼びなさい〟」

魔女の黒い衣装を身に付けた紅子が、俺のすぐ側に立っていた。腕を組み、屈んでいた俺を見下ろすように哄う。

「〝よく憶えておおき、白雪姫。おまえを森の闇に引きずり込んで二度と出られなくすることなど私には簡単なことなのよ〟」

「おまえ…っ」

「ウフフ。これを身に付けておくとよくてよ」

真っ赤なつけ爪をした指先に挟んで紅子が差し出したのは、赤い色のカードだった。ただ真っ赤な。

「なんだ? これ」

「魔女の御守りよ。効果はてきめん。持っていれば〝己のすべて〟を発揮できる」

「……………」

「信じない? 怪盗キッドには御守りなんて不要かしら」

キッドとかフツーに呼ぶな! と言いたいところだが。

「……サンキュ。もらっとくよ! セリフ忘れたら拙いからな」

「素直でよろしいわ。それではね」

〝魔女〟は微笑むと暗幕の向こうに消えた。

「………」

手元のカードを見る。赤い魔女の〝おまじない〟────信じるか信じないかは俺しだい…か。

俺はカードを衣装の隙間に忍ばせた。
捨てたら逆に祟られそうだし。
進行役が呼びに来た。スタンバイ。いよいよだ!





「あ…白馬くん!」

「中森さん、いろいろありがとう。君のおかげだ」

「えっ」

「黒羽くんに魔法をかけてくれたでしょう」

「私が…?」

彼のよき理解者。
彼が〝黒羽快斗〟としての本当の姿を誰よりも安堵して晒すことができる相手。
彼にとっては最も大切な────その少女が、大きな瞳を輝かせる。

「私たち衣装部はやるだけやったわ。 あとは信じて観てるね。 白馬くん、快斗を…白雪姫を、頼むわよ! 」

「〝お任せください〟」

僕は少女に対し王子の最敬礼をし、自分のスタンバイに向かった。







「いやーん、こんなに混んでるなんて! 席がないじゃないのよ~」

「二階の側壁通路から立ち見できる。子供たちもそっちの方が見やすいだろう」

「新一ありがと! 今日は付き合ってくれて」

「い、いや」

蘭に礼を言われ、思わず目を逸らした。
来てしまった……江古田の文化祭。
黒羽快斗のことが気になっていたからとは蘭や園子には言えない。少年探偵団の子供たちを一緒に連れてきたのは、そんな後ろめたさを隠したかったからかもしれない。

「あっ、アレ! 中森警部じゃない?」

目ざとい園子が壁際に立っている背の高いスーツの男を指さした。確かに中森警部だ。怪盗キッド専属の警部が、なぜこんなところに。
しかしそれ以上立ち止まっているわけにいかず、オレたちは押されるようにして混み合ってる体育館入り口を抜け、立ち見席へと階段を上がっていった。





────── 江古田高のA先生。ひとりで校内を見て回っています。

「なんだ? ずいぶん人が少ないな」

一番賑っているはずの屋台通りが閑散として…どころか、売り子の生徒たちの姿もありません。
見るとどの屋台にも軒並み張り紙が出ています。

《14時より販売再開》

「…?」

ワアッ、と体育館から歓声と拍手が聞こえてきました。

「あっ、『白雪姫』の時間か!」

A先生も慌てて体育館に向かいます。
江古田高の伝説になるかもしれない話題の演劇が始まろうとしているのです。見逃すわけにはいきません。

「しまった……入れるかなぁ?!」

出遅れたA先生は頭をかきながら走り出しました。










噂の二人/江古田高文化祭/演劇・2年B組 『白雪姫』《2/3》へつづく

────────────────────────────────

※長いタイトルでスミマセン…(×_×)。
このまま自己満全開で『白雪姫』まとめるとこまでいくつもりです。まとまるのか~??!

拍手[9回]