名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
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2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
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放課後3《1/3》
カテゴリ★放課後(白快)
『放課後』『風の音』『放課後2』の続編、白馬くん独白回想からスタートです。
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目が離せない。

時々どうしようもなく愛おしさが込み上げて、たまらなくなる時がある。


〝秘密〟を抱え持つ彼───黒羽快斗。
僕の想い人は、高校生でありながらとんでもないIQと行動力をもって世を騒がす〝怪盗〟だった。

しかし彼は僕が正体を見破った今も、自分が〝怪盗〟であるとは認めようとしない。独りで危険を冒す夜を重ね、時に傷付いた体を隠して登校してくる。

よく…耐えられる。
孤独に。
誰かに見つけて欲しいとは、打ち明けたいとは思わないのだろうか。本当の自分を。
なんでもない顔をして毎日を過ごし、幼なじみや気の置けない友人たちと学校で騒いでいながら、その心はいったいどこに在るのか。

一月ほど前……彼が不調で動けなくなり保健室で休んでいるところを狙って、僕は彼を抱いた。
卑怯だと承知していたが、僕自身思い詰めていて思いとどまることが出来なかった。

何かを変えられないかと思ったのだ。彼の心を僕に向けさせることは出来ないかと…。しかし結果としては、単に募る想いに衝き上げられ欲望を遂げてしまったと───いうことになるのだろうか。

いくら理由を付けようと、やってしまった事は〝レイプ〟に他ならない。今さら悔やんでも、彼に詫びても取り返しはつかない。
微かな期待に反し、彼はほとんど変化を見せなかった。僕を蔑むこともせず、翌日も変わりなく登校し、まるで何事もなかったかのようにその蒼い瞳で僕を振り向いた。

僕は、だからどうしようもなくなった。

愛おしさと負い目の狭間で、彼に近付きたいのに近付けない。そんな日々に苦しんでいたのだ。

そして先週…僕は風邪をこじらせ高熱を発して学校で倒れ、保健室のベッドで動けなくなった。
家の者に車で学校へ迎えにきてもらったのだが、その時付き添ってくれたのは他でもない彼───黒羽だった。


僕はもう、この想いを偽り隠すことは出来ないと悟った。

とうに解っていた事だったけれど。







放課後3《2/3》へつづく

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※後半は快斗くん視点に切り替える予定です。

この〝白快〟もカテゴリ作っちゃおうかなぁ…。カテゴリ多すぎますか? あっちゃこっちゃ交互に書いて分かりにくくってスミマセン~。


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