名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

ブログ内検索
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 13
15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
カウンター
プロフィール
HN:
ronin
性別:
女性
自己紹介:
2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
 

「まじっく快斗1412」スタートまで秒読みですね!
オープニング・エンディングでどんな怪盗&快斗くんを見せてくれるのか、とてもとても楽しみです!

以下拍手御礼と拍手コメントへの返信です。


●拍手御礼
「掠れた記憶」「グッナイ・サマー・バースデー」「不可侵領域」さらに『新快落書き』へも拍手いただきました♪ありがとうございますー!(^^)!

★1412様、拍手ありがとうございます。1412様からコメントいただかなければ「910の日」素通りしてたかも…。こんなブログやってるくせに〝記念日〟しょっちゅう忘れてて(汗)。今回も当日間に合わず残念でした(>_<)。懲りずにまたお知らせ下さい!!

★無記名様、拍手ありがとうございます。「奇術愛好家~」パラレル、もう一度しっかり原作を読み直し、イメージを膨らませてからとりかかろうと思いますので、今しばらくお待ち下さい~。

★Junko様、pixivよりたどって下さったとのこと…感謝です! 新快・新Kメインでスタートしたブログですが、いつの間にか白快もほぼ同等の比重となりました(^^;)。今後も細々とではありますが継続予定ですので、是非またお訪ね下さい~(^^)/(^^)/

・・ー・・・・・ー・・・・・ー・・



以下、〝仮題・仮アップ〟時の内容です。
そのままこっそり?残しておきます(*_*;



風に消えた怪盗(白馬×キッド)《1/●》
─────────────────────────────

深夜零時12分34秒。
地上300メートルにも達しようかというYKランドマークタワー。その天空の一角に〝彼〟は立っていた。

白いマントを靡かせ、手にしたジュエルを高く月に掲げて。

「キッド、危ないぞ! こっちに来たまえ!」

我ながら間抜けだと思いながら、そう叫ばずにはいられなかった。
心配など無用だ。彼には翼がある。
しかし、それでも不安を抱かずにはいられないほど高所であることは間違いない。

彫像のように動かずにいたキッドが、不意に半歩脚を引いた。ふらついたように僕には見えた。

「キッド!!」

思わず駆け寄った。手が届くはずないと分かっていながら。
だがしかし、彼は振り向いた。
足下の僕を認め、軽い仕草で舞い降りる。手を伸ばせば届くほど僕のそばへ。


「白馬」

「キッド…?」

キッドの頬が紅潮している。
驚くことに、僕を見て微笑んだキッドはそのまま僕の胸に飛び込んできた。

僕は何が起きたのか分からずに───それでもキッドを抱き留めた。煙とともにキッドが消えてしまわぬよう、包み込むように。

キッドの息吹が怪盗のスーツの奥から伝わってくる。
追いかけても追いかけても僕の手をすり抜けてきた怪盗が、いまこの腕の中にいるのだ…!

そして僕は唐突に理解した。
怪盗に〝何か〟が起きたのだということを。
なぜなら僕が抱き締めているのは、これまで僕を〝白馬探偵〟と呼んでいた怪盗では既になくなっていたからだ。

「黒羽くん…」

「ああ」

「君は…何故…?」

あっさり頷いた黒羽は、姿はまだ怪盗のまま僕を見上げた。
モノクルの飾り紐が揺れている。
茫然とする僕の腕から少し離れると、黒羽はシルクの手袋を嵌めた指先で頭からシルクハットを取りはずした。

そしてディスクのようにシルクハットを回転させ、遠く投げ出した。

風に煽られたシルクハットは、あっという間に高く高く舞いあがり、夜空の風に浚われ飛んで消えていった。

「白馬、俺、見つけたんだ」

「見つけた…? 何をですか」

「おまえに頼みがある。証人になってくれ」



────────────────────────────


※以上、仮アップ時のものでした。
「告白~風に消えた怪盗~」として、20140921に再アップ済みですのでそちらをご覧下さい。〈 現時点でそちらもまだ手直し中ですが…(*_*; 〉

   

拍手[8回]