名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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フェロモン(2/2)新一×快斗
(R18)

フェロモン(1/2)の続きです。タイトルハズカシイ……。


―――――――


「いつもワリィな、呼びつけて」
「………………いや」

「できれば――快斗をずっとここに閉じ込めておきたいくらいなんだぜ」

「………………い、いややや」

オカシイ。工藤、熱でもあるのか。

ドアの近くに立ち尽くす俺を窓際へ手招きする。
うーん、コワイっ。罠じゃないのか。いきなり羽交い締めされたりとか、いつかのスタンガンのお返しでもされるんじゃないだろうか?

すぐ側まで近寄ると、手を掴んで静かに引き寄せられた。
うう。ドキドキするっ。
「――!」
緊張と恐怖で俯きかけた俺の顎を、工藤の指先がすくうように持ち上げる。ひぃ。
正面に近づく工藤の瞳。眩しくてかなわない。瞼をぎゅっと閉じると同時に、唇を包むように口づけられた。
あ……、俺の好きなキス……。
優しい時の、穏やかな時の、工藤の温かさが伝わってくるキスだ。
罠、なのかな、これ……。
油断させておいて、いきなりオニに変身すんのかな。
ああ…でもうれしい。いつもこんなキスだといいのにな――。

頭がぽやんとなって、思考力がなくなった。キスだけでこんなんなるなんて。俺最後までもたないかも。
夢のような優しさはまだ続いていた。適度な包容力で抱き締められ、髪の毛をナデナデされる。なんか…それだけでクタッとなる。
あれれ――俺なにしに来たんだっけ。
ふうと吐息が耳の後ろの辺りにかかって、力が…抜けた。脚が自分を支えられなくなって、がくりと膝を着く。工藤の胸に頭を抱えられるように囚われる。

「大丈夫か、快斗。持つぞ」
「え――? あっ」

ふわっと浮いた。体が。
……お、お、お姫様抱っこぉーー?

眩暈がした。どうなってんだコレ。新手の…新手のイヤガラセか。この後何が起きるんだ? なにされんだ俺~~っ。
……て、てか、あの、このまま…すんのか? すぐに?

「く、くど…」
「ん?」
「あの…シャワー使いたい、かも…」
「ああ」

すんなり了承される。なんで?
いつも俺の要望なんて聞き入れられた事ないのに(実際はそんなことないのだが、印象としてそんなカンジ)……。


パパパっと裸にされ、ザザァーとシャワーを浴びた。ヘンな感じ。
工藤は俺にバスローブを渡して先に出ていった。笑顔で、それじゃ部屋で待ってんな、とオデコにチュッとしてから。
なんか…現実じゃないみたい。いつもこうだといいのに、と思うけど、どこかで警戒心がなくならない。俺、そんなに工藤が恐いのかなぁ。
まあ、今まで散々いいようにヤられてきたからなぁ。とほほ。

部屋に戻ると、工藤が万全の体制で待っていた。万全つーか、もう、すぐに始められる状態?
俺はマジで赤くなった。だって工藤のヤツ、ベッドインして待ってんだ。俺のスペース空けて、クールに微笑んで。コワイ。やっぱりコワイよぅ。オニでも優しくてもなんでこんなにコワイんだ~っ。



快斗は俺が穏やか過ぎるのが不思議なようだ。
真っ赤になって固まってしまい、なかなかベッドに近づいてこない。普段ならここで(ちっ)とか舌打ちして(さっさと来ねぇと泣かすぞ)とか脅してしまうのだが、今日はそんな事はしない。
オレは反省したんだ――。これまで快斗にキツく当たりすぎてたなって。
服部が快斗に少なからず興味を示して、白馬も無茶をするタイプではないが快斗を狙い続けている。もしかしてオレの知らないライバルが他にもいるかもしれない――。
快斗は分かってないんだ、自分の放つ〝フェロモン〟に。オレは真っ先に惹きつけられたクチだから分かるが、なんて言うか、快斗には〝ほっとけないフェロモン〟が有りすぎる。
それがひとたび怪盗キッドに変身すると、その〝フェロモン〟までも変わる。華麗でセクシーで、捕まえたくて捕まえたくてたまらなくなる。
快斗とキッドのギャップも、オレにとっては最高の〝フェロモン〟なんだ。

やっと快斗が一緒にベッドに入ってくれた。震えてんのかな? そんなに不気味かよ、と苦笑する。

今日はヤルゼ。快斗に思い知らせるんだ。オレがどんだけ快斗を好きか、イカセまくってオレを刻みつけるんだ。
――他の誰が近づこうが、オレが一番快斗を想っていること、骨の髄まで知ってもらうんだ――。


ア、アアア――ッ。

快斗の細い悲鳴がオレの鼓膜を心地良く打つ。オレの腕の中で悶えては果て、また肌を赤く上気させては涙を零して唇を噛む。オレは絶好調。まだまだイケる。うつ伏せにした快斗の背中に重なり、後ろを穿ちながら同時に快斗自身を掌で包んで何度も鳴かせた。
あまり立て続けでも快斗が参ってしまうので、少し休ませる。
うっすら瞳を覗かせた快斗に再び欲情する。
もう一度…と体を起こすと、快斗が待って、とオレを止めた。

「疲れたか?」
「……」
快斗が泣き腫らした目で頷く。もうちょっと抱いていたいが、しばらくは待つことにする。

「……くどう……、今日スゴイ」
ふふ。だろっ。
「俺、もう体、動かない…」

ふぅーっと溜め息を深くつくと、快斗は意識を失うように眠りに就いた。
あれ。まだオレとしてはやっと六分目か七分目。これから仕上げに入るとこなのに…。
でもまぁいいか。とりあえず快斗が満足したなら。また起きたら続きやろう。

グッタリとシーツに埋もれて眠る快斗の汗や名残を拭ってやる。別室に整えておいたベッドへ抱き上げて移動して、そっちで休む。いい感じでオレにも睡魔が襲ってきた。
おやすみ、快斗。好きだぜ、と囁いた。
フェードアウト。




『工藤おはよ。夕べは優しくしてくれてありがとう。すごく嬉しかった。でも俺もうクタクタで限界。寝てる間に帰ってゴメン。歩くのもやっとだけど、今日は帰る。またな…』

ががーん。メールを見てがっくりする。
またしても逃げられた。

ああ。あの怪盗め。
何度オレから逃げれば気がすむのか。
捕まえた気でいるとこれだ。おかげで中途半端な想いだけが残る。オレがだんだん乱暴になっちまうのもそのせいなんだ、きっと。
震える快斗の唇がオレの名を呼ぶところを思い出す。くーーたまらん。
やっぱりもう一度抱いておきたかった……。

深追いは禁物。そうわかっていても追いかけてしまう。仕方ない。怪盗を好きになった探偵のジレンマだ。

とにかく、服部には今後二度と会わせない。それだけは決定事項だ!

オレは拳を握りしめてもう一つ自分に誓った。
――次は逃げられない程度にやろう。

ってこと。




20110919

―――――――

あれれれ(@@;) また勝手に二人が話を進めてしまいました。てゆーかやっただけでスミマセン(汗);; こうなると修正しようがないのでこれで打ち切りです。ひーー。

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