名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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フェイク(1/3)新快前提 平次→快斗

前日アップの「フェロモン」の流れで話が続いてます。フェロモン…ハズカシイ…改題しよかな ; ;
―――――――


連休の早朝、俺はバイクを飛ばして東京へやってきた。気になるアイツにもう一度会ってみとうて。

俺は服部平次。気になっているアイツとは、こないだ工藤に引き合わされたばかりの黒羽快斗。

探偵たるもの、雑談のひとつも情報源として無駄にはせえへん。
アイツが江古田高校に通っていて、マジシャンの卵で、バイクにも興味を持っている事はチェック済みや。

これから知りたい事は、黒羽の個人情報と工藤との関係。ま、こないだの工藤の様子で〝関係〟はほぼわかってんのやが、どないなイキサツからそうなったのかが気になる。えっろう気になる。

さらに言うなら、あれからどうも寝付きが悪い。黒羽のことを思い出して――ほんのちょっと――軽く触れただけやったが、エエ感触やった~。
工藤があんだけ入れ込んどるちゅう事は、下世話な言い方すんならカナリ上玉ちゅう事や……。なんや想像するとたまらん。
というわけで、モヤモヤしたまま過ごすんは俺の性に合わん! で、来ちまったわけや。
モチロン工藤には内緒に決まっとる。そんなん知れたら大変な事になってまうやんか。スゲェ目で俺を睨んどったもんな~あん時。くわばらくわばらや。絶対にあの男にだけは出くわさないように注意せなアカン……。
さて、上手いこと見つけられるかな、黒羽のこと。江古田高校周辺から手掛かり探しや。楽しいな、なんかワクワクするわ。
逢えるかな~黒羽に。逢いたいなァ。



マジックが得意な高校生。これは相当ピンポイントな手掛かりやった。
残念なくらいアッちゅう間に黒羽に
繋がった。もうちょい探索を堪能したかったんやがなぁ…。

連休でも部活はやっとる。
学校周りをランニングしている運動部の生徒達にちょいと話しかけたら「黒羽だろソレ」と二言目には名前が出てきた。
けっこう人気者らしい。明るいやんちゃ坊主といったエピソードを聞く。ここでも微妙に印象が違う。
さらに驚いたのはIQが400あるらしいというウワサ話だった。ホンマかいな。

なんなんやアイツ。何者や。
どうしてこうも印象がバラけてるんやろ。なんぞ隠し事があるからやないやろか――

休憩中の女子バスケ部に話しかけてみた。今度は黒羽に絡んで白馬の名前が出てきてまたまたビックリや。
白馬探が同じ江古田高校生とは。
気になる。早く黒羽を見つけたい。


つづく

―――――――

前回、前半しか出番のなかった服部君をさっそく再登場させちゃいました。はたして何処までいけるかなー?
今さらですが、工藤も服部君も本物はすごい奥手キャラなんですよね。ゴメンナサイ。
後半はフツー(?)に会話劇の予定……。

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