名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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Design by:タイムカプセル
 


呼び名(新一×快斗)
――――――――――――

「快斗」

「なんだよ」

「新一って呼べよ、俺のこと」



「……なんで」

「よそよそしいだろ『工藤』って」

「何だっていいだろ呼び方なんて」

「よくない」

そう言って工藤は俺の両肩を掴んで正面を向かせた。

――こんな時の工藤はめちゃくちゃ真顔でたいてい恥ずかしいことを言うので、俺はすでに顔が赤くなっていた。

「新一って呼んでくれ」

「……やだよ。言いにくい」

「なんでだよ」

「工藤は工藤だろっ」

「快斗に名前で呼んでほしいんだ」

「…………」

「呼んでみて」

「…………………」

コイツ、なんで人の顔こんなに真っ直ぐ見るんだよ。
俺はもう恥ずかしくてシニソーだ。

「快斗」

「なんだよ…」

「こっち見ろよ」

「やだよ」

「快斗」

うう。言い出したら聞かねぇヤツ。

「…………しんいち」

「もう一回」

「なんだよもう! 言っただろっ」

俺はもう真っ赤になってた。ゼッタイ嫌がらせだ。

「ちゃんと俺の目を見て言ってくれ」

ああもう、かんべんしてくれよ~~っ

「恥ずかしいっ。無理っ」

顎を持ち上げられた。いつの間にかジリジリと後ずさっていた俺の踵が壁にあたる。背が壁に着いた。逃げられねぇ。

「わかった、わかったから離れろよっ」

「やだね」

こんなくだらないことでも探偵は怪盗を追い詰める事が出来て楽しいらしい。ちくしょうめ。

「新一のアホ!」

「アホはねーだろ」

「新一のボケッ!新一のカバッ!」

「おい、快斗」

「新一の、新一の、……」

口付けられた。

「――そ。その調子。やればできるじゃん」

「工藤のバーカ! 絶対新一なんて呼んでやんねーっ」

工藤の隙をついて俺は逃げ出した。
探偵の言うことになんでイチイチ従わなきゃなんねんだよ!

『俺は、工藤って呼ぶのが一番落ち着くの!』




20111004

―――――――


お粗末です。
アホアホでイチャイチャな二人がテーマでした! 以上ですっ。

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