名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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Design by:タイムカプセル
 

呵責2《夢魔》
――――――――――――


快斗が…傷付けられていた。


俺は――どこかわからない――天も地もない空間からそれを見ていた。

止めようと――

快斗を助けなければ、と…懸命に手を伸ばすのだが、腕にはまるで力が入らず、快斗を貶める者達に指先は遠く届かない。


快斗……!


これは、夢だ。

夢なのだ。起きろ……、見るな。


夢の中の…俺の目の前で…快斗が苦しんでいる。

姿のはっきりしない魔物達に囚われて、仰け反り、胸を波打たせ、快斗は息も絶え絶えに喘いでいる。

快斗が――俺の方を見て――つらそうに目を伏せる。


快斗が何か……言っている。



く、ど、う ――――



た す け て く れ ―――― !!








「――はあっ、は…っ、はっ…」


ようやく、夢魔から覚めた。


大きく息を乱して、俺は自分の顔を震える手で覆った。

なんて……夢を。

なんて夢を見てるんだ、俺は――!


自分の頭が作り出した幻かと思うと、おぞましさに鳥肌がたった。

俺自身が囚われているのだ。あの時見つけた快斗の姿に。

最低だ…。
これではとても、快斗に会いになど行けない。キッドの犯行予告は二日後だというのに。


自分の見た夢に対する呵責に苛まれて、俺はしばらく自室のベッドで頭を抱えていたが、やがて静まり返った闇に届く月明かりに気付いて顔を上げた。

ふらふらと立ち上がる。

窓から見上げた月は冴え冴えと美しく、微かに欠けていたが真円まであと僅かと思われた。

そうだ…、ちょうど明後日が満月になる。キッドが現れる夜空に、二日後この月が満月となって現れる――。

『……午前0時の鐘の音と共に参上する。陽は無用、月下に立ち入るべらからず』

手出しするな。

そう言っているのか、俺に。


―― そうはいくか。


捕まえる以外に取り返す道はない。

迷っている時間はない。

そうだ、振り出しに戻ったんだ、俺たちは。

絶対に捕まえてやる。警察にも、あの危険な連中にも、決しておまえを渡さない。

俺が、誰よりも先に、怪盗キッドを手に入れる。もう一度……必ず。




20111005

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