名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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堕落(新一×快斗)R18

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帰るなよ、と工藤が言った。

いや、なに言ってんだ、明日ガッコだから帰る、と俺は起きあがろうとした。

そしたら工藤のヤツ――おもむろにコナン時代の腕時計を取り出して――何すんのかと思ったらパチッとボタンを押して、照準を俺に向けた。ふざけんなよ、と言い終わる前にチクリと針が首筋に刺さる感触があって……あって、俺は眠ってしまったようだ。

夢の中でもやっぱり俺は工藤に押し倒されていて、まるで媚薬でも盛られたように異常な感度で悶えていた。肌が触れ合うだけでも堪らない。
なにかうるさいと思ったら自分があげてる声だった。急に恥ずかしいという気持ちが湧き上がって口を結ぶと、工藤の指に口をこじ開けられ、また声が溢れ出てしまう。

これは夢じゃないのか?

ぼんやりしていると腰を掴まれる感覚があって、ええ?と頭を持ち上げようとしたら――急激に全身を貫く圧迫感に襲われて、俺は悲鳴をあげた……んだと思う。とにかく波打つように次々押し寄せる衝撃に体が砕けそうになって、あまりに激しい感覚に叫ばずにはいられなくって、苦しくって助けて、助けて、と工藤にしがみついていた。そのうち不意に声が出なくなって息ができなくなって体中が痙攣していた。深く口づけられて呼吸困難になったせいか、それとも感覚が極まったためか分からない。工藤の『ああ』という熱い吐息が耳に届くのがわかって、俺も『ああ』と同じように息を吐き出した。

どのくらいの時間そんな状態だったのかわからない。長くて疲れた気もするし、短い間に激しく揺さぶられる事を繰り返していたのかもしれない。
とにかく、次に気が付いたのは翌日の昼だった。
工藤もまだ寝ていた。
何やってんだ俺たち。いい若いもんが一晩中セックスに耽って学校さぼるなんて。マジメな俺としては耐え難い堕落だ。

とはいえ全身が怠くて起き上がる気になれず、工藤の横顔を見てたら……本当にこれがあの工藤かと思うほど無防備で――つい、キスをしてしまった。軽くだけど。
そうしたら工藤はお姫様のように(この場合は俺が王子で文句ないだろう)そうっと目を開いて、俺の顔を眩しげに見た。そして……

「快斗…これまでずいぶん抑えてたんだなぁ。きっと麻酔で抑制が効かなかったんだな……。すごい感度で俺びっくりしちゃったよ。あんまり激しいのに引きずられて頑張りすぎて、俺もう腰が起たねぇー」

ふざけんな。俺はニヤつく工藤の横っ面をひっぱたいて――ひっぱたいたけどやっぱり体を起こす気力はなくって、またまた工藤に遅い〝おはよう〟のキスのお返しをされて――頬を赤く腫らした工藤にくっついて、開き直って寝直した。果てしない堕落に身を落として。神様がいたら俺たちゼッタイ罰せられるぜ、と自分が泥棒である事は棚に上げて愚痴りながら。
(溜め息)はぁあ……。




20111122

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別のもうちょっとストーリーのありそうな(?)のを途中まで作ってアップしようとしてたんですが結局まとめられず;;私も堕落しちゃいましたぁー:すみません。(@@)///

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