名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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新月 newmoon(2/3) 新一×快斗
(R18)


探偵は妙に乱暴だった。

部屋の鍵を閉めるなり豹変といっていいほど態度を荒くし、俺を押し倒した。

俺が約束を果たしに出向かず余計な手間をかけさせたために元からの怒りにプラスで火が点いていたのだろうか。――それにしても。

ちょっとでも不服な顔をすると容赦なく頬を張られた。
頭にきたが、正体を突き止められてしまった弱みがあるので今日だけだと思って堪えることにした。

そのかわり、もし探偵が俺の正体をネタにこの先なにか企もうものなら反撃するつもりだった。怪盗をなめんなと心の中で思っていた。


――自分で申し出たくせにずいぶん反抗的だな、キッド。

ヤツは俺の右腕を背中に捻りあげておいて空いた左の肩口に噛み付いた。ぎりっと肉に歯が食い込む苦痛に汗が吹き出る。

…小さくてカワイかった名探偵がこんなに乱暴者だと知ってたら、あんな事言わなかったぜ。うあっ…!

さらに強く歯をたてられ、激痛が走った。

――い、痛ってぇなっ、俺を喰う気かよ!

ふっ。消化不良で腹 壊しそうだな。

放された左肩からいく筋かの血が流れ出ていた。鋭利な刃物で切られるよりよほど痛い。熱くじんじんと痺れる鈍痛にさすがに気勢がそがれる。
締め上げられていた右腕ごと放り出すように投げ出され、ダブルサイズのベッドに頭から倒れ込んだ。

…このままの勢いでヤられたら堪んねえなぁ~と、ますますゲンナリする。
だいだい、ここまで怒りを買うような真似をしたつもりはない。何がそんなに気に障ったのか。思い出そうとするのだが思い出せない。

あの日はいろいろあって…名探偵と共同戦線を張るような場面もあった。うさん臭いテロリストを名乗る連中にマシンガンまでぶっ放されて――それから――それからどうしたんだっけ。なんか急に名探偵が怒り出して……俺がちょっとふざけて――逃げ込んだ柱のかげで、すぐそばにあった名探偵のほっぺにキスしたんだ。そしたら――――

 いてっ!

髪の毛を掴んで頭を無理やり上向かせられ、口を口で塞がれた。思考が途切れる。いま――なにか思い出しかけたのに。

ん…っ、ううっ。

苦しい。頭が痺れる。

立てよ。

めちゃめちゃ翻弄されてフラフラになった俺の腕を掴んで探偵が俺を引き起こす。

他愛ねぇな。まだ序の口なんだぜ。

バスルームに引っ張って行かれる。
制服はとっくに引き剥がされて素裸だった。
噛まれた肩が痛い。戦意喪失するくらいズキズキした。

よほど聞こうかと――何をそんなに執念深く怒っているのか。あれからそこそこ時間も経っているのに――しかし今以上激昂されるような事になれば、マジでヤり殺されるかも。と不安を覚えるほど、名探偵の冷徹さはハンパなかった。
ほんとに泣いて謝りたくなった。
しかし何をどう謝ればいいのかハッキリ覚えてないのだからそれもできず、覚えてない事に気づかれたらそれもマズいだろうと思い――結局理不尽な攻めを甘んじて受けるほかなかった。




―――――――

新月(3/3)へつづく





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