名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
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睡魔(新一×快斗)
―――――――――――

ラフな格好の快斗が、リビングのソファーで小さくなって眠っていた。

窓から灯りが点っているのが見えたので来てるんだなとは思ったが…。

近寄ってみると、快斗はスースーと小さな寝息をたてていた。

何時頃から来ていたんだろう。下手すると4~5時間待たせてしまったかも知れない。
俺は本庁の刑事たちと一緒に夕食もすませ、あとはシャワーを浴びてすぐ寝るつもりで帰ってきたのだが…。

メールのひとつも寄越せばいいのに。そうすれば食事は遠慮して、少なくともあと一時間は早く戻ってこれた。


リビングの床に座って、ソファーの上の寝ている快斗の顔を覗き込む。

―― 睫毛が揃っててキレイだ。襟からのぞく胸元の白さにドキリとする。起きてる時の小憎たらしくて生意気な瞳は目蓋に隠れ、子供のような表情の素の快斗の顔だ。柔らかなくせ毛がライトに当たって明るい茶に輝いている。

思わず心の中でつぶやいてしまった。『カワイイ……』。


ここにずっといたということは、俺を待っててくれたわけだよな?
なんてウマソウな――いやいや、なんて健気なヤツ。
これはもう、いただかないワケにはいかないのではないだろうか?
てゆうか、いただくべきだろう。いただかなければ。イヤイヤだから何段活用とか遊んでる場合ではない。

よおし、いただくぞ。

『いただきまーす!』

今まさに唇をいただこうと顔を寄せた瞬間、快斗の目がパッチリと開いた。

『げっ』

 ひっぱたかれっか? とギクリとした瞬間、驚くべき事が起こった。

「――か、快斗っ?」

目を覚ました快斗が、俺の首に両腕を回して抱きついてきたのだ。
ああ、やっと気持ちが通じたのだなと思ってうれし涙がこぼれそうになった。

「遅いよ……工藤……」

「ごめん。警視庁に行ってたんだ」

「俺、もうガマンできない」

―― な……なな、なにが我慢できないって?

「腹減って死ぬぅ~~!!!」

「…………」

あ、あ、そっちね。

そりゃそうだよな。もう夜11時だもんな。

「って、もしかして……なんも食ってねーの?」

「うん。早く食べよう! すぐ温めっから」

「ごめ――」俺、食って来ちゃった。と喉から出かかったが、にこにこと俺の手を引いてキッチンに向かって歩き出した快斗に、とても言い出せなくなってしまった。


苦しいっ!!
さっき食べたのに、無理してまた食ってしまった。
せっかく快斗がお泊まりOKで待っててくれたのに、腹いっぱいになりすぎて動けない。
しくった……一生の不覚。
……も、苦しすぎて動けねえ……。




寝ちゃった。
ザマーミロ。

ちぇっ。

工藤のヤツ、メシ済ませてきたならそう言えばいいのに。苦しそうにしてるから途中で気が付いたけど、知らん顔してやった。

―― 疲れてんだろな。
社会人でもねーのに遅くまで〝仕事〟してきて、ハラいっばいになったら眠気に勝てずに倒れるように寝てしまった。

太るぜ、名探偵。
名探偵を太らせて、俺を追いかけなくさせるって手もあるなー、とか考える。ふふ。

友人から始まった付き合いが一対一のものに変わって間もない。俺が怪盗であることは秘密だ。
いずれ――探偵が見抜くかも知れないが、それでもいいと思っている。
どこで気が付くか。気が付いた時に探偵がどうするのか。
傷つくのか、傷つけられるのか分からないが、とにかく今は一緒にいるのが楽しい。つまりは俺も……探偵の虜(とりこ)というわけだ。

さっきまで俺が寝ころんでいたソファーに深く腰掛け、睡魔に囚われてしまった工藤にブランケットをかけてやった。
俺は工藤のベッドで眠らせてもらおう。

明日は土曜だ。ゆっくり朝寝して、工藤がヒマならどっか誘って出掛けよう……。


おやすみ、名探偵。よい夢を。
先の心配は今夜はやめておこう。
また明日な。

探偵のオデコにキスをして、灯りを消した。






20111020

―――――――――――



《If》の続きではないんですが、工藤がキッドの正体を知らないまま快斗と付き合い始めた……ってパターンもありかな? と思いまして。
このパターンで引っ張るかは未定です。
(^^;)

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