名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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退院祝い《1/2》(新一×快斗)

『ホスピタル』の続きになります。
お気楽系甘イチャでスタートしますが…。

―――――――――――――――


「動くなよ、工藤」

「快斗……?」


「したいんだろ。してやっから動くな」

えっ、マジ。
その通りだけど、快斗からこんな積極的に仕掛けてくれるなんて夢みたい。

「工藤、退院おめでとう――」

快斗からのキス。……ちょっと控えめでもどかしい。

快斗……




バシ!

「……ってえ! なにすんだよ!」

「テメー、にやつきやがって。どうせろくでもない想像してたんだろ」

「だからってイキナリぶつことねぇだろ怪我人に!」

「否定しないのかよ、ったく」

右目に眼帯、右腕を白布で吊した俺は、あれから二日ほどで退院したものの、まだ〝自由〟にならない体で束の間の〝自由〟を持て余していた。自由と言えば聞こえはいいが、集約して要約して簡潔にして一言で言い表すなら性欲だった。身もフタもないがそういう年頃なのだ。
というのも。

入院した日の夜に快斗が病室に忍んできてくれて――来てくれたのはいいが、引き留める俺を袖にして10分ほどでさっさと帰ってしまったのだ。
痛み止めが切れて寝つけなくなった俺は悶々として夜を過ごした。
睡眠は昼間たっぷりとれたからいいのだが、そうなると次の日の夜も目が冴えて余計眠れなくなった。快斗が訪れた時のことを思い出したりしていたら、いつの間にか膨らんだ妄想が全開になって頭の中がとんでもないことになった。

快斗は退院したばかりの俺を気遣ってくれているのだろうが、せっかく久しぶりに二人で過ごせる夜なのに、まったくそれっぽいムードにならない。おかげで本人を目の前にして妄想に走る羽目になってしまった。ちくしょう。

「ホラ薬! ちゃんと飲めよな」

「うっせーな。自分は怪我したって医者にも行かねえくせに」

「……俺は行かないんじゃなくて」

行けねーの、と言って快斗が目を伏せた。

快斗が黙り込んで気まずくなる。

こんな時、いつもなら両手で快斗を抱き寄せて抱き締めて唇を重ねて有無をいわさず押し倒してこんな気まずさもうやむやにしてしまうのだが今はそれができない。いや…やればできるかも。

「快斗」

俺は右手を吊っていた布をはずして一歩近づいた。

「馬鹿工藤、おとなしくしてろよ」

「できない。病室からおまえが消えちまったあと、一晩中眠れなかったんだぜ」

「……………」

左手で快斗の肩をつかんで右手を腰に回そうと――したら、肩がグキッときた。

うっ。

顔には出さなかったつもりだが、バレた。  

「……もー、仕方ねぇな。わかったよ。やってやるよ。やってやるからオメーは動くな」

「えっ、マジ?」

「退院祝いだからな。トクベツだ」

おお。夢に見た……いや、妄想通りの展開。やった!

「オラ来いよ。ベッド行こうぜ」

「いーけどムードねぇな」

「うっせ。オメーだってこれまでムードなんか気にしたことあったかよ」

多少はあったと思うが。

そう言いながらも俺の目を見ようとしない。快斗のやつ、こういうところは変わらない。

「ニヤつくんじゃねぇ」

文句言いながらも、俺が差し出した左手をとって手をつないでくれる。一緒に階段を上る。

「快斗、好きだ」

「…………」

「快斗も言ってくれよ」

「…………」



――言えるかよ。
俺は工藤みたいに相手の目をじっと見つめてスキだとかアイしてるとかすらっと言えるほど真人間じゃねーんだ。屈折してんだ。オメーが言うような素直さとはほど遠い。ちっとも素直なんかじゃないんだ。




――――――――――――――――――
退院祝い《2/2》(R18)へつづく



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