名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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If《3》(新一×快斗)
―――――――――――

『来いよ工藤!』

黒羽の呼ぶ声にハッとして、惹き付けられた。

互いを認識して出会うのは今日が初めてなのに、呼びすてされることに違和感がない。
違和感がないどころか――

オレは―― 後方の歓声を背に、走り去る黒羽を見失わないよう懸命に追いかけた。



脚が速いだけじゃない。

黒羽は片手にカバンを抱えたまま、ひょいひょいと身軽にガードレールや柵を飛び越えてゆく。
待て、と叫ぶ隙もない。

オレだって脚力には自信がある方だが、道を知らないのでショートカットも先回りもできない。とにかく不利だ。追いつけない。

逃げられる……!

――と思った時、走り出してから初めて黒羽がオレの方を振り向いた。
微かに笑っている。

くそ。試されてんのか?!

かなり苦しくなっていたが、立ち止まるわけにいかなくなった。


道を知らなくてもある程度は予測できる。黒羽が向かう方向。道は僅かだが傾斜してる。ただ闇雲に走っているんじゃない。

よぉし、一か八か…捕まえてやる!




(あれ…?)

つい今し方まで俺を追いかけて来ていた工藤が消えた。

ありゃ。残念。
俺を見失ったのか?

いいとこまで来てたのに。もうそこがゴールだ。あともうちょいだったのに……。

速度を緩めて息を吐く。

――白馬の奴、俺に追いつくの無理だって分かってるから最初から来やしねぇ。でもまぁここらは知ってるから、しばらくしたらやって来るかな。

(あんなあからさまに工藤を目の敵にして……)

工藤が面食らってたな。
逆に怪しまれるっつーの。

ちょっと苦笑いしながら川原の階段を降りはじめた。その時。
ふっと風を感じて身構えた。

「…うわっ?!」

横から飛び出してきた奴に体当たりされて転がった。

(工藤!)

いつの間に。

硬いコンクリートの上に二人してゴロゴロと転げ落ちてあちこち打つ。

「痛ってぇ!」

折り重なって倒れて、俺は腰とか肩とか側頭部とかしたたか打って動けなくなった。俺の上に乗っかった工藤も苦しそうに息を切らしてる。

お互い動けず、重なったまま暫くうずくまっていた。




If《4》へつづく

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