名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

ブログ内検索
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
カウンター
プロフィール
HN:
ronin
性別:
女性
自己紹介:
2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
 

元サヤ(新一×快斗)R18

2011.12.28『ラブ※コメ』の後日談です。快斗くん視点で。おちゃらけ短編ですが、やってます(汗)。

――――――――――――――――――

こないだのちょっとした〝誤解〟から、工藤に対してなんとなく素直になれない日が続いてる。


一応はすぐに仲直りしたけれど、その時初めて覚えた(認めたくないけど)嫉妬という感情を、俺はいまだに引き摺っていた。


工藤からメールが着ても三度に二度は無視しちゃうし、呼ばれてもなかなか行く気にならない。
我ながら拗ねてるなーとは思う。そのうち工藤がキレて、怒鳴り出すんじゃないだろーか。



「快斗……テメーいい加減にしねーと、泣かすぞ」

予想通り、久々に訪れた工藤の部屋で、逢いに来たくせに返事もろくにしない俺に工藤がとうとうブチ切れた。

「へん。やってみろよ」

自分が悪いと分かっていても口からでる言葉はこんな調子だ。げ。――ヤバイ、襲われる。

工藤が俺のシャツを掴んで引っ張る。

「ちょ、待て、工藤。わーった。いつまでも拗ねててゴメン。どんな態度とっていいかわかんなくて……」

「襲ってほしかったってことだな」

「イヤイヤ、そーじゃねーって」

「おめーが呼んでもなかなか来ねえから、こっちは充電満タンでずっと待機中だったんだ。逃がさねえ」

「イヤイヤイヤイヤ、もちろん自分で来たんだから逃げやしねーよ。でも、あんま激しいのは」

工藤が目を光らせニヤリと笑う。

「思い知らせてやっから覚悟しろ。俺がどんだけおめーを好きかってな」

なんで。愛の告白がこんなに恐ろしいなんて。ひーーーっ!!









激しすぎて描写できない。


乱暴だって意味じゃない。


……工藤のヤツ、本当に俺を待っていたんだ。その想いが伝わってくる。


重ねた熱い肌。俺を覆い尽くす工藤の吐息。指先の一本一本までを愛される。穿つスピードも緩急心得ている。一番感じる部分をいい具合に焦らされて、突かれて……乱される。
合間には息が続かないほど長く甘いキス。頭の芯まで痺れてしまう――。

俺も好きだ、工藤……。
いつも天の邪鬼でゴメン。

ああ。苦しい。

感じすぎて何も考えられない。

工藤。くどう……。



俺も。おまえだけ。






アイシテル――――。







・・・・・・・・・・・・・・・・・・


「どーだ。思い知ったか」

「…………」

もう、声がでない。肯くだけ肯いた。

前髪を手のひらでよけられ、チュ、と額にキスされる。

「好きだぜ、快斗。それだけちゃんと覚えとけよ」

もう一度、肯いた。

分かったよ。

前からちゃんと分かっていたけど。

今日はヘトヘトで無理だけど、俺もそのうちちゃんと伝えるよ。自分の気持ち。

俺は怪盗だけど、何故だかこんな探偵に恋をした。

磁石のプラスマイナスのようにくっ付いて離れられない。



好きだ、工藤―――。







20120321


拍手[9回]