名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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十四ヶ月《1/3》(新一×快斗)
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高三になって二ヶ月が過ぎた。

元の姿に戻った18歳のオレは、同じく18歳になった黒羽快斗を、今日初めて自宅に招いた。




「ちわ!」

カジュアルな紺のポロシャツに黒のジーンズ姿の黒羽は、いたずらっ子のように目をクルクルさせてエントランスを見渡した。

「シャンデリアかよ、スゲー。どっかの美術館みてえだな」

「お宝はねえぞ」

「ありそう」

「ねーよ。爺さんが建てたのを親父が改築したんだ。外装は古い洋館の姿を生かしてるが、中はちゃんと近代化してんだぜ」

「へーえ」

「………」

互いに普通を装っているが、やはり緊張している。なぜなら。

「あの…工藤、えーと、俺、今日泊まらせてもらう気で来たから」

「あ、ああ。もちろん」

オレだってそのつもりだ。
怪盗の正体を知ったときから、この日が来るのを待ち望んでいたんだから。

「………」

おい黙るな、なにしゃべっていいか分からなくなるだろ(@@);;

「あのさ、工藤」

「ん?」

「ここに突っ立ってねえで、中入っていい?」

「あ、ワリイ。こっち。リビングだ」

我ながらぎこちなすぎて笑うしかない。

「工藤の部屋は?」

「オレの? 二階だけど」

「工藤の部屋のがいいかな」

「えっ。本だらけだし、ちょっと狭いけど」

「構わねーよ。名探偵の部屋、どんなだか興味ある」


黒羽を二階へ案内しながら、階段を一段昇るごとに自分の心拍が上がってゆくのが分かる。
オレの部屋。片付けておいたけど、妙なもんなかったよな?
ベッド、ちゃんと整えたっけ…。
ベッド…。

「わっ!!」

すっかり逆上(のぼ)せたオレは足元も覚束ず、登り切る手前でスリッパの先を階段に引っ掛けてつんのめった。

「あぶねっ」


───ズデデ!

オレを支えようとした黒羽も足を滑らせたらしい。二人して階段に倒れ込んで二三段ずり落ちた。

息が触れる。黒羽の大きな瞳がすぐそこにあった。
耳鳴りが自分の鼓動だと意識したのは、唇が離れてからだった。

俯いた黒羽の目許が前髪で隠れ、一度だけ触れ合った怪盗との逢瀬が脳裏に甦る。

───性急すぎるとは、もうこの時には思わなかった。
互いにこの時を待っていたのだ。十四ヶ月前、探偵と怪盗として初めて月下で対峙したあの夜から。



 

十四ヶ月《2/3》へつづく
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※久々…このブログ定番中の定番ですが後半はR18予定。目標は初々しい路線(汗);;

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「有り得ない」「退院祝い」「ウルトラキッス」「業火妄想《新一×快斗編》」「業火妄想《新一×キッド編》」 「身代わり」「誤認恋愛」ほか へ 拍手ありがとうございました(^_^)ノ

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