名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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十四ヶ月《2/3》(新一×快斗)
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役目を終えた〝怪盗〟を封印し、すぐに俺は帝丹高校へ向かった。

もう嘘をつかなくていい。
道端ですれ違っても知らん顔をしなくていいんだ。




待っていれば、いずれ工藤が俺を見付け出して会いに来るのは分かっていた。

でも待てなかった。
だってもう十四ヶ月、待ってたんだから。



六時限目の授業が終わる直前、俺は校庭で仕掛けを起動させた。
どうせなら派手に挨拶してやろうと思ったんだ。

ムクムクと膨らむ巨大風船。以前使ったヤツの改良型だ。
俺の背丈より大きくなると、あらゆる窓から視線が集まり始めた。あの何処かに工藤もいるはず。

さらにでかく膨らむ風船に掴まって校舎の高さに昇ってゆく頃には、帝丹高校はちょっとしたパニックになっていた。
俺は窓際に集まる生徒たちを見まわした。

工藤、どこだ。



〝黒羽!!〟



いた。声がした。俺の名を呼ぶ声が。

スイッチを押す。

パァンと破裂音が響いて紙吹雪が舞う。
きぁああ、と女生徒たちの悲鳴が響き渡る。
だがこれは落下すると見せかせての脱出マジックだ。

校舎のベランダの手摺に引っ掛けた透明なケーブルで振り子のように大きくスライドする。
あとは大車輪の着地と一緒だ。クルクルと回転して難なく着地。成功。

大勢の生徒たちからは死角になったから悲鳴はまだ続いていたが、校庭の奥で体育の授業中だった生徒からは拍手が湧いていた。

だが、せっかく綺麗に着地したのに、俺はタックルされて地べたに倒れ込んだ。
工藤だった。

一緒に倒れ込んだまま工藤はめちゃくちゃ厳しい顔して俺に怒鳴った。


〝驚かせんな!! なにしに来た!〟


俺も怒鳴り返した。


〝おまえに会いに来た!〟


すると工藤は目を見開いて真っ赤な顔して声を震わせてまた言った。


〝ふざけんな、オレだって今日テメーに会いにいくつもりだったんだ!〟


ええ? ほんとかよ。


〝とろいヘボ探偵なんか呑気に待ってられっかよ!〟


なんでか俺の声も震えていた。



やっと会えた。

ほんとの工藤と、ほんとの俺。

工藤新一と黒羽快斗はようやく出逢えたんだ。

同じ高校生として。

いま初めて。






十四ヶ月《3/3》へつづく
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※…スミマセン、ひとつ間を入れてしまいました(汗)。次こそ本題へ…(@_@)!?


●拍手御礼
「確率」「十四ヶ月《1/3》」へ 拍手ありがとうございました(^_^)ノ


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