名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
 

夢落ちトライアル(新+平×快)
※おちゃらけパラレルです。カテゴリこれでいいかな?(*_*;
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「お帰りぃ、快斗!」

玄関のドアを開けると、襟足がピンと跳ねて浅黒い肌をした〝平一〟が俺を迎えてくれた。

あー、これ夢か。と俺はすぐに思った。

「遅かったのう。飯の仕度できてるで!」

「えっ、ほんと? やった!」

そう聞いたとたんにお腹がぐうと鳴る。夢の中の工藤と服部の合体形〝平一〟はどうやらマメな料理好きらしい。さすが夢。現実には有り得ない設定に、俺の隠れた願望が透けている。

「せやで! ほれ見ぃ~。ぜーんぶ快斗のために作ったんやで♪」

「うわあぁ!」

ほかほか湯気の立ついくつもの皿や鍋。
どっかのパーティー会場みたいな豪華な料理が並んでる。ローストビーフに鮨まで! …こりゃあれだ。こないだシゴトで忍び込んだホテルのディナーブッフェがベースだな。うう、ごくん。

「うれしーっ、食べ放題!! ありがと平一!! 平一大好き!!」

「わっはは! おれも好きやで快斗! おまえは本当にいい子や!!」

なにが基準で〝いい子〟なのか分かんないけど夢なのでスルーして鞄を投げ出しテーブルに直進する。
うわーっ、どれから食べよう?! やっぱ肉か。高校生男子は通常質より量だが、夢の中では質も申し分ない超ンまそーなミディアム・ステーキも積まれてる。

「これからいこう! いただきます! あんがと平一!!」

フォークにぐさっと肉を刺して持ち上げたら────手首をばしっと掴まれた。

え? なに…?

「行儀ワリぃぞ、快斗。うがいして着替えて手洗ってこい」

「あ……っ;」

そこにはジト目で俺を睨んでいる髪型は服部だけど顔つきは工藤ベースの〝新次〟がいた。

「し、新次、いたの…」

「いちゃワリィか。今日は三人のお付き合い記念日だろ。三人で一緒に乾杯するんだ」

「ええやん、快斗腹ペコそうやし」

「テメーは甘い。こいつは甘やかすとキリがねえ」

げげ。なんでもう一人出てくんの(汗)。しかも厳しい時の工藤ベースじゃん。俺こんなヤツ全然望んでねーぞ?!

…ん? いま、何つった?

「え…、お付き合い記念日…」

「今夜は放さない。快斗。好きだ」

「はあ?」

突然ぐいっと抱き寄せられ、新次に唇を奪われる。むぐぐ。片手にフォークに刺さった肉持ってんのに。エエ?! これも俺の夢な展開なわけ?!

「せっかちやのぅ、新次。快斗が固まってもうたやんか」

「快斗の帰りが遅いから…。オレが先にご馳走してもらってもいいか?」

「そんなんゆうたら、おれかて欲しくなってきたわ」

「ええ? ふ、ふたりとも何の話してんの?!」

どさり。パーティー会場から場面が切り替わっていきなりシーツの上。嘘。こんなんあり?!
俺の夢おかしい!! 俺は肉が喰いたいのに?!!

「肉!」

「好きやで、快斗」平一が白い歯を見せてにこっと笑う。

「快斗…眠らせねーからな。覚悟しろよ」少しはにかんだ新次の眼差し。

不覚にもドキリと胸が高鳴るのを覚える。にぎってたフォークが消え、俺は裸になっていた。

─────って、オイ、ちょっと待て!

え?え? 二人いっぺんなの?
え? ナニコレ、もしかして〝さんピー〟ってやつ??  嘘!!!

無理。無理無理無理無理、駄目駄目駄目っ!!
いくら夢でも…、いや、夢だからこそ駄目だろ俺!!
一体全体なんつー夢見てんだよォオッ@@;;!!!

『快斗…』

二人に左右から挟まれて抱き締められる。うわああああ。平一の唇が首筋に、新次の指先がするりと肌を辿りだす。

うぎゃああああああっ、ひいいいいいぃぃぃ、やめやめやめ~~っ!!!

─────ぴくん! 体が跳ね上がった。








「はあっ、はあっ、はあっ」

「…なんや? うっさいのう黒羽。なに寝ぼけとんのや」

「うう~オレ焼酎合わねぇな。頭がズキズキする」

「く…くどう。それに服部……」

明るい。電気点けっぱなしだし、カーペットの上だし。

「快斗、ずいぶんうなされてたな。オレたちあんまり酒強くないのかなぁ。あー喉乾いた。水挿し持ってくる。快斗、脚どけろ」

「・・・・・・・・」

工藤の家の応接。
三人で折り重なって手足が絡まるように雑魚寝していた。俺の胸に服部の頭。腕に工藤の脚が乗っかって、俺の脚は工藤の腹に乗っかってる。肌寒かったからかな。何でこんなに絡まって寝てんだ俺たち。

「どうした快斗、大丈夫か」

「気持ちワルいんか、黒羽」

「……うん。自分の見た夢がオソロシ過ぎて」

どんな夢や、これやるから教ええな。服部が側にあったビーフジャーキーを俺に差し出す。

いや、いい。

立ち上がった俺はふらついて工藤に支えられた。思わずシャキンとなって工藤から離れる。

さ、酒のせいだ。適量分かんないのにあまり食べないでアレコレ呑んだから。うん。
断じて今見た夢は…俺の願望じゃないっ!!

…よなあ??





20131127

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※タイヘンお粗末さまでした。新・平を混ぜたけど、あまり意味がなかったか(汗)。夢落ちタイトルどおりのアホアホ話でした~(*_*;


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