名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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トラベル/トラブル《1/4》(新快前提 3/4組)
カテゴリ★トラベル(新快)

『トラベル/スタート』から枝分かれした続きの一つです。

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「ああ? なんだって?!」

『ワリィ遅れる! いま服部がこっち来てて……殺人事件があったんだ!』


ああっ??!
なんで?!!?

「って、そんなん服部がいんなら任せりゃいいじゃん! 西の〝名〟高校生探偵なんだろっ!!」

『そうだけど、現場が帝丹高校のすぐ側なんだ!』

ああああ~っ??

なんで。どして。
せっっっっ・・・・かくの連休、せっっっっかく計画した旅行当日に事件だとおおおおーーーーーっ???!!!

ふざけんな!!

なんのために警察があんだよ!
任せとけよっ、警察と服部がいりゃあ大概の事件は解決すんだろうに!

『切るぞ快斗、悪い、目途ついたら追いかけっから先行っててくれ!』

〝ブチ〟。

・・・くっ。

今のブチ、は携帯電話が切れた音と俺の堪忍袋の緒が切れた音がかぶってましたっまる!

まじでっ、ふざけんなよおおお。

一人で……先に行けってぇ?
二人の旅行を持ち掛けてきたのテメーだろうがっ。なのに、俺に一人で行けって……ホントに来るかどうかもアヤシイてめえを、一人で先に行って待ってろっつーのかよお!

工藤の、ばっかやろおおおおーーっっ!!!



駅の改札で涙ぐみながらしばらく待機してたけど、案の定工藤からそれ以上の連絡はなし。
一回だけ、おまえが来ないなら俺も行かない。とメールしたけど、それも読んだかどうか……。

なんでだよ。こっちは泊まりの荷物抱えて……ものすんごくミジメな気分なんだけど。

どんだけ工藤に好きだとか囁かれて抱きしめられたところで、俺って結局こんなもんなんだ。謎以下。分かってたけど。

駅前のファストフード店で時間潰すだけ無駄か…。

工藤を信じて待つだけの勇気が無くて、立ち止まれずにトボトボ駅前から歩いて離れる。

もう…帰った方がいいな……。
しかも服部が来てるって言ってたし。
待っていたって。服部と二人して事件の謎解きに夢中になってるに決まってる。

待ってたって来やしない。


う。・・・う。


・・・・うわあああ~ん!!!!


「黒羽くん、こんな所でどうしたんです?」

「へっ…?」

「ちょうどいい、君も来て下さい!」

「は、白馬!?」

黒塗りの乗用車の後部座席の窓を開けこっちを見ていた白馬が、俺と目が合うと車を降りて駆け寄ってきた。

「帝丹高校の近くの一部上場企業重役宅で殺人事件があったらしいんです。どうやらかなり難解なトリックが仕掛けられている様子で…僕も出先で状況を聞かされただけですが、マジシャンとしての君の知識が必要になりそうな気がするんです!」

「はあぁ…??」

「とにかくここで君に逢ったのは神の導きですよ。行きましょう!」

「……な、なんでっ。俺は関係ないだろっ、トリックだかなんだか知らねーけど、工藤と服部とテメーの三人も探偵がいりゃあ、お釣りがくんだろーがっ」

「え? 工藤くんと服部くんも? 本当ですか」

「な…なんか、らしい…ぜ」

まずい。墓穴ったか。
巻き込まれそうな予感が~(汗)。

「ふふ。ではタッグ戦というわけですね。東西の高校生探偵チームと、我々江古田高校イケメンチームの」

「なに自分でイケメンとか付けてんだよ! そんで勝手に俺をチームメイトにすんなっ」

「失礼。君とチームが組める嬉しさで僕としたことがつい浮かれてしまいました。事件だというのに不謹慎でしたね……申し訳ない。さ、乗って下さい。行きましょう!」







トラベル/トラブル《2/4》へつづく

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※ひいい、書いてるうちにどんどんあらぬ方向に(@_@);; まじな謎解き展開は無理なので、さくっとすっ飛ばしつつ書きたいシーンだけでごまかす予定です! あらかじめオコトワリを……スミマセン~(*_*;(*_*;


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