名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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拷問 《1 拉致》 (R18)
(新快前提)XX→快斗

―――――――

薄暗い無機質な部屋の硬い椅子に座らされ、俺は尋問を受けていた。


パンドラを狙う例の奴らは、今夜はなんとしても俺を捕まえるつもりだったらしい。近くで爆発を起こして警察をそちらへ誘導し、ハンググライダーで飛び去る俺をフリーにしておいて執拗に追跡してきた。
俺はとうとう追いつめられて、仕方なく柵で覆われた工事中のビルの敷地の中に舞い降りた。

時間はなかった。黒羽快斗に戻り、キッドの衣装をかろうじて隠し、その場所から少しでも離れるために身を潜めながら懸命に走った。
あと少しで工事中の敷地内から脱出できそうだった。外へ出てしまえば何とかなる。

息を殺し、出入り口に近付いた。追っ手の姿はない。何とかなりそうだ……俺は出入り口を細く開け、すり抜けるように外へ出た。

しかし一歩外に出た場所にはサイレンサーを手にした男が一人待ち伏せしていて、出てきた俺に銃口を突きつけ有無をいわさず他の男達がいるところへ連行した。

偶然だと――俺は言い張った。
友達がこの工事に関わっていて、頼まれて届け物を渡しに来ただけだと。こんな深夜にかと嘲われたが、アルバイトが終わってから来たから…と、あくまで一般人を装った。
かなり疑われてはいたが、男達もあからさまに『お前はキッドだろう』という質問はしなかった。
身体検査をされたが、身許がわかるものはないし携帯電話も持ち歩いていない俺を男達は訝しみ、限り無くクロに近い(キッドである)と判断したようだった。

無理矢理目隠しをされた。被っていた黒のキャップが落ちる。車に乗せられ、そう遠くない何処かへ連れ込まれ硬い椅子に座らされた。

助けてくれと…何も知らない、俺はあなた達が探している相手じゃないと必死に放してくれるよう訴えた。

そこから拷問が始まった。


―――――――
拷問《2 殴打》へつづく

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