名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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リハビリ《C 1/3》新一×快斗

―――――――――――――――――


この恐怖は多分に精神的なものだ。

簡単に言い表すなら、白馬が使った〝トラウマ〟ってやつだろう。

たとえ今から工藤と抱き合って……うまくいったとしても、この〝トラウマ〟を克服できるかといえばわからない。心はそんなに単純じゃない。そのくらいは自分でも承知している。

それでも、やはり今のままではダメな気がするから。

狭い部屋が怖いとか、目の前に人が立ちはだかると怖いとかも、時と場合による。なんでもない時の方が多いんだ。要は〝あの時の事〟を思い起こす状況に陥ると、情けないが発作的におかしくなる。

恐怖や屈辱しか覚えることが出来なくなってしまったその行為を、互いに想い合う相手と想いを深めるために再び出来るようになるのかどうか。


もしかしたら…白馬はこれまでの俺の様子から、おおよそ俺の身に起きた出来事を推察し、なかなか立ち直れずにいる俺を見かねて背中を押すためにあんな態度をとったんじゃないだろうか。だとしたら…。
ちくりと胸が痛む。そして思い切り頭突きした反動で自分の額にも出来た大きな青いコブも痛んだ。


工藤も落ち着かない様子だ。
俺たち、バカみたいだな。以前はあんなに簡単に抱き合っていたのに、今こんなにぎこちなくその時が来るのを計ってる。工藤のヤツ、俺の意志なんかお構いなしで始めることくらい、しょっちゅうだったのに。




工藤の部屋に一緒に入った。畏れなのかどうか、小さく息をのむ。
工藤が俺の左手をしっかり握る。

「……手、もう何ともないのか」

「うん。大丈夫」

くっついてベッドに寝そべった。温かい。工藤から風呂上がりのいい匂いがする。なんだか安心できた。

「…このまま寝ちまいそう」

「バカ。寝かせるかよ」

工藤の指が俺の素肌を探して辿り出す。

「くすぐってぇよ」

「ちょっと黙ってろ」

「緊張してんだよ、これでも」

「わかってるよ」

――痛てっ。

額にキスされた。腫れたコブのところ。部屋の灯りは絞られてる。分からないと思うけど……。



快斗がビクンと動いた。
額にコブができてる。白馬だ、とピンときた。
俺も覚えがある……最初の頃に快斗にやられた。今日になって急に決心ついたのは〝コレ〟のせいか。

――だが、今は考えるのはよそう。
何もかも忘れて、夢中になりたい。俺が夢中にならなきゃ、快斗だって夢中になれない。
快斗を抱き締めて、快斗に俺を深く埋めて、ただただ夢中になってしまいたい。

キスを繰り返すうちに、互いに裸になっていた。

柔らかな髪に指を通して頭を捕まえ、息が出来ないくらいに快斗の咥内を深く貪る。苦しげに快斗が首を振るが逃がさない。俺自身が苦しくなるまで快斗の唇を奪い続けた。




リハビリ《C 2/3》へつづく


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