名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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リハビリ《C 2/3》R18
(新一×快斗)
―――――――――――――――

何もかも忘れて、夢中になりたい。
俺が夢中にならなきゃ、快斗だって夢中になれない。

快斗へ想いを伝えることしか――それしか俺には出来ないのだから。


温かい工藤の掌がゆっくりと俺の首筋から肩へ移り、そして背をなぞる。
今度は膝を折った足先から踝(くるぶし)、ふくらはぎから腿へ……。
両の手に腰を捉えられると、どうしても体が強張った。
それに気付いたらしい工藤が、一度手を放して俺を宥めるように鼻先や頬や唇に口付けてくれる。呼吸のたびに上下する俺の胸に沿って滑った指先が突起の片方を丸くなぞる。

(あ…!)

びくりと反応する自分に驚く。羞恥を覚えて思わず目を開けたが、工藤は目を閉じて一心に俺を愛撫してくれていた。ほっとして、俺もまた目を閉じ、工藤への想いだけに集中しようとした。


しかし、内腿に指先が伸びた途端、脆い箍(たが)は簡単に外れた。隠してきた負の記憶が一瞬で溢れ出す。
俺を襲った男たちの顔が、急激に目の前に浮かび上がった。


「ア……アッ、ウワアアッ!!」

「快斗!」








無機質な壁が四方を囲む、何もない部屋。


殴られ、蹴りつけられ、左手にナイフを突き立てられた。


そして裸にされて――抑えつけられ――無理やり貫かれた。


硬く冷たい床の上で揺さぶられ、それを他の男たちの歪んだ眼差しに見下ろされる。気が狂いそうな屈辱。

逃れようもなく、次々に俺を捕らえる男たちの容赦ない手。体の芯に激痛が穿たれる。繰り返される凌辱という拷問。気を失いかけると傷ついた左手を靴底で踏みにじられた。


止まらない記憶の奔流に、押し流される。


(ちがう、ちがう、あああっ!!)

――快斗! 俺だ!!

(……いやだっ。いやだ!)



「快斗!」

「はぁ、ああっ……」

「快斗!」

「あ、あ……」

「しっかりしろ、快斗」

「あ、く…どう……」


目の前にあったのは工藤の顔だった。ベッドサイドの灯りが俺を気遣う工藤の瞳に反射して揺らめいている。

はぁはぁと俺が大きく呼吸を繰り返す間、工藤は俺の頬に手を当て黙って待っててくれた。
その手に頬を拭かれて、涙が溢れていることにやっと気付く。

「…あ……」

「続けるぜ」

「あ……あの時、俺……」

「言わなくていい」

「…ごにんの……やつ…らに」

「快斗!」

「工藤が…、来てくれるまで……」



――犯され、なぶられ続けていた。

何者だと問われて――おまえはキッドだろうと――あの、五人目の男に髪を掴んで…引っ張られて……口を塞がれ、咥内をも深く侵されて。





(快斗……!)

全身が灼かれるような気がした。

快斗からあの時の状況を僅かでも聞くのは、これが初めてだった。

俺が見つけた時には快斗を拉致した連中は立ち去った後で、部屋にはスプリンクラーに打たれびしょ濡れになって立ち尽くす快斗だけがいた。

扉を開けた時の快斗の青ざめた顔。
俺に見られたくなどなかっただろう。傷だらけの顔で。傷だらけの肌を晒して……。





リハビリ《3/3》へつづく

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