名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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2011年8月26日よりブログ開始
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連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
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街角の錯覚《3/3》(新一×快斗)

――――――――――――――――――


『こんばんは、みなさん』

怪盗キッドが現れた。いつものように余裕綽々の――キッドの声。

「キッド! てめえ…どうやって!!」


『ふふ……私はこちらですよ』


声の方向が変わる。

発砲の衝撃波と火花、そして跳ね返る銃弾の音。

「撃つな! 同士討ちになるぞ!」

今度はオレが叫んだ。


ばん!と音がして扉が開く。

『何やってるんだ、お前たち!! キッドは外だっ、騙されるな!!』

おぼろに射す灯りを背に、映し出される何者かのシルエット。

アニキ、と呼ぶ声。

『発砲なんかしやがって…! そんなやつ放っとけっ、ぐずぐずしてると警察が来るぞ! 急げ!!』

息を呑み、慌ただしくドアの外へ走り出る男たち。



――闇の中に取り残された。


ホッとすると同時に、殴られた頬の痛みが増してオレはうずくまった。
少しは身を引いて受けたつもりだが、派手な痣になりそうだ。

「!」

突然口を塞がれ、心臓が跳ね上がる。……温かい掌。

「か――」

「シッ。しゃべんな。来い」

支えられて立ち上がった。だせえ。膝が笑ってる。

「こっち」

快斗は両腕でオレを抱えるように支え、男たちが去ったのと逆に廊下を走り出した。







ザマァなくて快斗の顔が見られない。

人通りのまばらな街の片隅。
ガードレールに腰掛けて、オレは濡らしたハンカチで頬を冷やしていた。隣で快斗も同じように俯いている。


――謝らなくては。


「ごめん」「悪かった」

同時に声に出して、一瞬戸惑い、それから二人して吹き出した。

「イテテテ」

「大丈夫かよ」

「……自業自得だ。不用意すぎた。オレがドジなんだ」

「そうじゃないよ」

また快斗が俯く。

「携帯、俺もダメにしたんだ。これ。財布も」

「あ…」

忘れてた。いつの間に拾ったのか。
壊れたオレの携帯。折れたところがコードでつながって真ん中でプラプラしてる。

「保険入ってんだろ。交換してくれるよ」

「ああ」

オレはどうしても気になったので快斗に訊いた。

「あの男たち……もしかして――」

「違う」

オレが何を訊こうとしたのか分かっていたかのように、快斗は即座に否定した。

「〝スネイク〟だと思って追いかけたんだけど」

〝スネイク〟?

「錯覚じゃない……。あのビルに入って行くところまでは確かだった。だけど工藤が倒れてたフロアにヤツはいなかった。いったいどこに行ったんだろう」

最後は自分に問うように快斗は呟いた。

「あの男たちが〝アニキ〟って呼んでたのがそいつか」

快斗は小さく頷いた。

「もしかして本当のアジトは別のフロアだったのかな……」

「もう一人、オレを眠らせたサングラスの男がいたはずだ」

「あー、変装するのに服を失敬したから、今ごろ変質者扱いされて通報されてるかも」

クスリと快斗が笑った。

「え? それじゃ…さっき入口に立ってたのは……」

「俺だよ。なにも仕込んでなかったから誤魔化すのに苦労したぜ。どっちにしろ、やつらあの場所にはもう戻ってこないだろう」

「…………」

「なんだよ」

「……いや」

閉ざされた闇の中。一カ所だけ示された出口。そしてすぐ警察が来るという脅し。なにより、さも〝怪盗キッド〟が現れたかのようなフェイク。
快斗の――怪盗キッドの機転と臨機応変さにやられた。オレも、あの男たちも。

「全~然、だったぜ」

「らにが」

「あいつら。名探偵の相手をするのに比べれば――」

快斗はオレを横目で見てニッと笑った。

「楽勝さ」

「…………」

「まだ買い物する?」

「かえうよ、もう」

「イケメン傷付いちゃって気にしてんの? 大丈夫だよ。顔ってのは回復が早いんだ」

「あーほうかよ」

頬と切れた咥内が痛くてだんだんしゃべりにくくなってきた。

オレは歩き出した。快斗と一緒に。

肩が触れるくらいに並んで。同じ速度で――。






20120216


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反省(あとがき)
はぁ~お粗末ですっ(汗)。
あまり説明っぽくなるのもどうかと思いながら、これでもはしょりました。突っ込みどころ有り有りですが無視してください、お願いします!
これは反省ではなく、開き直りですね! わかっていますっ、すみません!!(@_@) (@_@);

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