名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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逆光《1/2》(新一×快斗)

※ 3月10日up『雨音』からつながってます。引き続きメロチック……(*_*;
まず快斗視点、そのあと工藤視点です。

――――――――――――――――――


うずくまるように、ただ独りの心を抱えていた。

工藤に逢いたい。でも、逢いに行けない。


そんな夜が続いていた。


素直になれない心。いくつかの負い目。罪悪感。
逢いたい気持ちを俺から奪う――。

このまま逢わなければ、出逢う前に戻れるだろうか。


……そんなわけはないのに。


逢いたい。

でも、もう少し時間がほしい。

待っててくれるだろうか。


工藤―――。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・





快斗と連絡がとれぬまま一週間、二週間と日が過ぎた。

その間にも多様な事件の現場に呼ばれては警察の捜査に協力し、ともすれば学業も疎かになるような毎日が続いていた。

いや……忙しさの中に自分から首を突っ込んでいたのだ。そうして疲れ切って帰らないと、独りの部屋では眠れなかったから。



快斗―――逢いたい。


このまま…出逢う前に、互いを知らなかった頃に俺たちは戻ってしまうのだろうか。
そんな馬鹿なことがあるか。


俺らしくない。

謎があれば解く。真実を求めることに躊躇などなかったはずなのに。

今は――躊躇っている。


眠れない。

快斗…… どうしている。

逢いたい。快斗――。








逆光《2/2》へつづく



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