名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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呪縛《1/3》(白馬×快斗)
※2012.12.26~28 up「陰夢」続編です。
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そんな馬鹿な。

しかし、何度確かめても結果は同じだった。

綿密な計算を重ね、膨大な資料の中から導き出された結論。それは僕が日本で編入したクラスの一人の男子生徒を指し示していた。

黒羽快斗。

僕は声には出さず、頭の中でもう一度繰り返した。〝そんな馬鹿な〟と。





おはよう、白の騎士。

紅子の声だ。見ると、紅子が教室に入ってきた白馬に何やら話しかけている。
白馬は紅子を一瞥してから顔をこちらに向けた。俺は白馬と目が合うのを避け、それとなく机に突っ伏した。

あぁ眠みぃ~と呟くと、なによ快斗ったら、また夜更かししてたんでしょ! と隣の幼なじみに後頭部をはたかれる。

「痛えな、アホ子!」

「目を覚ましてあげてるんでしょ、バ快斗! 」

もう一発、青子に今度は背中をバアンと叩かれた。痛てえっつんだよ、マジで。

「…………」

誰かが脇に立つ。
白馬だ。俺は知らん顔して机に突っ伏したままでいた。
数秒、白馬は黙って俺を見下ろしていたようだが、やがて離れていった。

なぜだろう。
俺に向ける白馬の気配が、昨日までとは違っている。
まるで俺の〝裏の顔〟を覗き込もうとするかのように、白馬は目を細め、指を顎に当てて俺の背中を追っていた。


初めて白馬と出逢ってから────殺し屋スパイダーの罠に嵌まり、共に危険を脱したあの夜から数週間が経っていた。
以後、白馬とは探偵と怪盗として再び対峙する機会もあったのだが…。

表面はあくまで犯罪者としてのキッドを追いながら白馬が複雑な想いを秘めている事は、その目を見ればすぐに解った。
しかし、それはあくまで怪盗キッドに対してのものだったはずだ。

今の俺────黒羽快斗は無関係。白馬にとって、黒羽快斗は単なるクラスメートでしかない。怪盗キッドと黒羽快斗は白馬の中では別人なのだ。
なのに、今日の白馬が俺を見る目は、まるで……。

「白の騎士、白き罪人を追い求め禁忌の扉を押し開けん」

謳うように囁きかける魔女の声。

「深き闇を彷徨い、その炎を費やす」

振り向くと、廊下の壁に寄りかかった紅子が腕を組んで微笑んでいた。

「なんだ? 魔女のお告げかよ。意味わかんねーし」

ふふ、と紅子が笑う。

「邪神ルシュファーの予言よ。白の騎士は見つけたのよ、姿を変えた白き罪人を。これは運命よ。あなた達二人の」

「なに言ってんのか全然解んないね。予言や運命なんて俺は信じねえ」

これ以上魔女の言葉を聞いて呪縛をかけられたらたまらない。俺はさらに何かを告げようとする紅子の声を振り切ってその場を走って逃れた。



昼休み。携帯でニュースを見てたら、いつの間にか白馬がすぐ側に立っていた。

「黒羽くん」

「んだよ」

「これ、僕は読み終わったので君に」

差し出されたのは、カラーのグラビア誌。

「……世界のイリュージョニスト?」

表紙に〝ギュンター・フォン・ゴールドバーグ二世〟の文字がある。

「興味ねえよ」

「君もマジシャンの卵なんだろう?」

そうだけど。ここであんまり頑なな態度とるのも妙か。

「んじゃま、いらねーならもらっとくわ。せっかくだから」

白馬から冊子を受け取り、カバンに押し込んだ。
そうしている間も、白馬はじっと俺を見ていた。




放課後。悪友たちと校庭でスリーオンスリーを始めた。たまにやると、けっこう盛り上がる。そのうち帰宅する生徒たちが立ち止まって見物をし始め、声援が起こったりしてちょっとした人集りになった。俺も悪友たちもノリやすいので、だんだんマジな勝負になってくる。

強い視線を感じて振り向いた。
見物人の後ろの方に、頭一つ高い白馬がいた。





呪縛《2/3》へつづく

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★あふる様、どうもです!ピクの方へも御礼メッセージ送らせていただきました。そういった情報に飢えてますので、ほんとに嬉しいですっ。

★兎子様にも無事連絡ついてほっとしました!(^_^)/

★「禁断」「17歳」「四つ葉のクローバー」「HELP」に拍手下さった皆様、ありがとうございます。
林檎さん、キッド様かっこいいと言っていただけてヨカッタです(^_^)/

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