名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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呪縛《2/3》(白馬×快斗)
※つづきは快斗くん視点より。
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放課後。俺は悪友たちと校庭の隅っこでスリーオンスリーをやってた。
帰宅する生徒たちが足を止め、少しずつ人集りができる。

強い視線を感じて振り向いた。
生徒たちの人垣の後ろに、頭一つ高い白馬が立っていた。

「わっ」 「危ねっ!」

よそ見してたら、相手チームのヤツにマトモにぶつかっちまった。俺は手を着いただけで済んだが、相手のヤツは派手にすっ転んだ。

「ぐああ、痛ってええぇ~。快斗ぉ…オレ様を止めるために、よくも」

「ち、ちげえよ!! ゴメン、わざとじゃ」

わかってるよ~快斗。
悪友はコソコソ言ってニカッと笑った。

「せっかくギャラリーが増えてきたから、盛り上げなきゃと思って」

「んだよ…人をワルモンにして」

「あっ、イテテ。やべマジ足ひねった」

立てるけど、動き回るのはちょっと…、どうする? 仕方ねえ、切り上げるか…とか話をしていて、周りの人垣が散り始めた時。

「仲間に入れてもらえませんか」

は?

俺含め六人でいっせいに声の方を振り向いた。
白馬だった。げ。マジ?!!

「皆さ~~ん! 白馬くんがプレーしますよお!! 戻ってきて下さぁあい!!」

ア、バカ、と俺が止めようとした時にはサービス精神旺盛な悪友が大声を張り上げていた。

「え~っ?」「 きゃあー! 白馬くーん!!」

「…チッ」

思わず舌打ちしちまう。
あっという間にさっきまでの倍にギャラリーが膨れ上がる。どおすんだよ、これっ。

「女子の皆さんの前で白馬と対等もしくはそれ以上に活躍すれば、あなたの人気も即あーっぷ!」

「何が即アップだよ。絶対俺たち敵役じゃんか」

足を捻った悪友は調子良くワハハと笑って、それはおまえら次第だろ。ホレ頑張んな! と言って自分はちゃっかり腰を下ろして観戦体勢に入った。
白馬が制服の上着と学生鞄を通りかかった青子に預けている。

「お手柔らかに」

「白馬、おまえスリーオンのルール知ってんのかよ」

「シュートを決めればよいのでしょう」

柔らかな前髪をかきあげ、ふっと横顔で笑う。なんかカチンときた。

ま、いっか。とりあえず5分やってみて、白馬が使えねえか、これ以上ギャラリーが増えて運動部に迷惑かけるようなら撤収だ。
白馬のヤツ…どんなつもりか知らねーが、学校でだって探偵なんかに負けっかよ。

さっきの悪友が手をパン、と叩く。ゲーム再開!
オフェンスの俺たちはパスを素早く回して速攻でゴール下へ。バウンドパスを受け取ってシュート!!

「あっ」

長い手が横から伸び、邪魔される。白馬! わあっと歓声が湧く。
こ、この~。油断したっ。もう一度パスが回ってくる。横っ跳びしながらシュート!
─────よっしゃ入ったぁ! へへん。

攻守交代。トップからのスタート、白馬が右手にパスする。一度渡ったボールを仲間が白馬にすぐ戻す。ドリブル出来んのかコイツ?と思ってるうちに白馬がその位置からシュート体勢に入る。

なにいっ…。

まさかの白馬のロングシュート。誰も付いてなかったので、ノープレッシャーで放たれた白馬のシュートボールは─────

高く弧を描き、リングに触れることなくスポン、と、網を揺らしてゴールに吸い込まれた。

どっかーん、と大歓声が巻き起こる。

うあああ、うるせえっ、気が散るっ!

白馬の野郎っ、油断させやがって…やるじゃねえか。
白馬チームの他の二人も、白馬がバスケ出来ると判ってがんがんパスを回し始めた。

「快斗、ゴール下!」

「おう!」

高さがなんだ! テクニシャン快斗様を舐めんじゃねえっ。
白馬がプレッシャーをかけてくる。んなもん〝へ〟でもねえぜ!

ジャンプしようと屈んだ時、なにかを踏みつけた。

「?!」

がくっと膝が落ち、バランスを失う。ボールを手にしたまま、斜めに崩れ落ちた。
スローモーションのように白馬の顔が目に入った。俺をじっと見詰めて…明るい茶の瞳が、どんどん大きくなる─────。






おい、どうした! 先生らしき声がする。

すみません、ゴール下で僕の足に乗ってしまって…。これは白馬の声だ。

薄く目を開けると、目の前が暗かった。
瞬きする。
暗いのは誰かが俺を間近で覗き込んでるからだ…。近えな。誰だよ。



〝キッド、君は大丈夫なのか?〟


─────え…?



記憶が混乱する。


目の前にいるのは白馬探。


今は、いつだ…?


俺は今、怪盗キッドなのか…?




「快斗!! しっかりして!」

「あ…」

「快斗! よかったぁ、気が付いたみたい」

青子の声。

腕を掴んで抱き起こされる。白馬だ。

あー、黒羽は先生が保健室に連れていくから大丈夫! みんなもう解散! 帰った帰った!

「…………」

俺は膝を着いて、自分で立ち上がった。
ポンポンと、誰かに背を叩いて土を払い落とされる。

快斗、無理しないで。 青子の声。

黒羽くん、すまない。 白馬の声。

少しじっとしてろよ、快斗。 悪友たちの声。

こら黒羽、おんぶするから動くな。 先生の声。

俺は全部無視して、自分の荷物をひっつかむと走り出した。
俺の名を呼ぶ青子の声がした。

頭がぼーっとして、くらくらしていた。

ぼーっとしたまま、白馬の前にいてはいけない気がした。






呪縛《3/3》へつづく

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※アレレ…慣れないバスケシーン書いて脱線しました。もう一回追加です(汗)。タイトルに添った話に戻さないと…(+_+);;;


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