名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

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金色の絲《2/4》(スパイダー×キッド)R18
カテゴリ☆呪縛
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ざらざらと肌を這う蜘蛛の脚。
ぞわりとおぞましい感触が下肢へ這う。

もがいても無駄だった。

金の絲に喉を締めつけられ、呼吸が苦しくなるだけ。
俺は目を瞑った。

嫌悪する感覚を超え、肌が粟立つような渇望を覚え始める。


スパイダーに口移しで飲まされた液体。濃いアルコールの噎せる香りと、舌に残る不自然な苦味。
仕込まれた〝催淫剤〟が幻覚をどこまでも生々しくし、俺を取り込んでゆく。
異世界など存在しないのだと解っていても。

肩から胸にかけ、ギザギザに尖った蜘蛛の爪に肌を削られる。その苦痛すら、身悶えするような官能に変わってゆく。

戒められた体が掲げられ、蠢く赤い眼が大きく迫る。
スパイダーの唇が、笑みで歪むのが判った。

体が震える。

恐れか、期待…なのか。



(─────あああっ!)



蜘蛛の毒針に体の芯を刺し貫かれ、意識が飛んだ。







スパイダーに喰われていく。

体だけでなく。心まで。

自分の悲鳴が遠く聞こえる。
体に食い込む蜘蛛の絲に四肢の自由を奪われて。深く穿たれ、荒く揺さぶられ、体を弄ばれている。
俺はいまスパイダーに貫かれているのだ。怪盗キッドとして…。
屈辱に心を蝕まれながら、裏腹に高まりつつある感覚。

(ああ…!)



────黒羽くん。



(え……!?)



バカな。こんな時に。

俺は自分の愚かさにおののいた。

スパイダーに犯されていながら、脳裏に浮かんでいるのは白馬だった。

どうして…?

なぜ白馬を思い出すんだ!

掴んでくれた白馬の手を振り払ったのは自分だ。あれだけ忠告されたのに。スパイダーの罠から、俺はとうとう逃れられなかった。

頬に温かな指先が触れる。覚えのある感触に、ハッと目を開けた。


(……う、そ…だ)


俺を見詰めていたのは、赤い眼のスパイダーではなかった。

額と額が触れそうなほどそばに、穏やかな瞳に俺を映す白馬探がいた。

白馬は、その長い指先で俺の頬を包み込んだ。


白馬……



はく…ば……!!








・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



紅い焔が大きく燃えさかる。
けれど邪悪な蜘蛛の巣は闇に包まれたまま。ルシュファーの〝眼〟を以てしても中を窺い知ることが出来ない。

なんてこと。

私はイライラと杖を打ち振った。

─────紅子様、あまりお苛立ちなさいますな。

─────お黙り!

少し下がった場所から私の様子を窺っていた従者を、一喝した。

─────白い騎士はどこなの?

こんな事なら、ルシュファーの魔力を僅かでも白い騎士に与えておくのだった。
怪盗キッドがこれほど邪悪な相手に魅入られていたなんて。

傍観者であることをルシュファーに誓約してしまった私は、ここを動くことが出来ない。それもこれも白の騎士を信じたからだというのに。

白い騎士の気配を求め、私は再び焔に秘薬を振りかけた。


─────いた!


ようやく姿を見せた白馬探に、私は目を凝らした。
何かを抱えるように持っている。あれは何…?

白い騎士が走ってゆく。怪盗キッドを救うために。

スパイダーから、自らの腕にキッドを取り戻すために。




金色の絲《3/4》へつづく
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※漠然としておりますがR18表記にて(汗)。細部はお読みいただく方の想像力にお任せを…(*_*;

※やっとupしましたが…集中できる時間がなかなかとれず(+_+) ちゃんとまとめられるのか自分~!?

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