moonlight 新一×快斗

クリスマス・ツリー《2/3》（新一×快斗）R18
〝いろいろOKな新快派大人女子〟以外の方は引き返して下さいませ～(_ _;)
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怪我してる左腕を工藤に掴んで引っ張られ、ぐるりと向きが入れ替わった。

下手に抗ってこれ以上工藤を刺激するのは拙い。

「おい、無茶すん──」

言い終わらないうちに押し倒された。背中から勢い良くベッドに沈み込む。

（ん？）

スプリングで体が跳ねるとフワリといい香りがして、一瞬気を取られた。
しかし、すぐさまそれどころではなくなった。
マウントポジションをとって俺を見下ろす工藤の気配が、ますますヤバくなっている。されるがまま、完全ギブ表明してんのに。

「……」

そこで俺は思わず見とれた。
逆光に浮かぶ工藤のシルエット。白いシャツが灯りに透け、体の輪郭が光っていた。
キラキラ光っていて、まるで〝舞い降りた天使〟みたいに思えたんだ。…んなわけないのに。

（あっ）

手を伸ばされて思わず首を竦めたら、覆い被さってきた工藤にいきなりディープキスを見舞われた。

とたんに前後不覚になる。

熱い。
体温が急上昇して、体中のあちこちがむず痒くなる。腕を庇って自由に動けないから、余計に翻弄される。

腕や脚に服を絡ませたまま、いつの間にか俺は俯せにされていた。腰を捕らえられ、はっとして思わず前に逃げそうになる。

「ひゃっ」

驚いて思わず声が出てしまった。なにかが下肢を這う。どろりとした感覚。

「工藤っ…！」

「じっとしてろ」

後ろを弄ばれ、羞恥に汗が吹き出した。せめてもう少し暗くしてくれればいいのに…。

堅く目を閉じて堪えていたら、じんじんと痺れてきたところに〝異物〟が押し当てられるのが分かった。
まさか。

「バ…バカッ、何入れんだ、やめろっ」

「うるさい、動くな。じっとしてられねえなら縛るぞ」

この場合の工藤のセリフは比喩や脅しやジョークではない。ホントにやる。マジでやる。うっかり逆らうと、俺がそれを望んでるみたいな方向に持って行きやがる。

奥を穿ってゆく物質の存在が不気味な振動を放ち始める。

（あ…、あっ！）

小刻みな波が深まるにつれ、体がハッキリ反応してゆくのが自分でも分かる。異音に苛まれ、いたたまれなくて涙が滲んだ。

どうせ背後の工藤に俺の顔は見えない。
不本意ながら上昇しつつある感覚に顔が火照るのを、逐一観察される恐れはない───。

と思ったら。

不意に俺を見つめる工藤と目が合った。

「…え？！」

びくん。

「アッ！」

く、工藤のヤツ、なんて事を！

ベッドサイドに鏡が立てかけてある。俺を油断させといて、ずっと観察してたのかーっ。

反射的に跳ね起きようとしたものの、起き上がれるわけがなく、反復する振動にさらに芯を衝かれて大きく体が跳ねた。
跳ね始めたら止まらない。
工藤がさらに俺を追い詰めるように同時に前をなぶり始める。

よくもこんな用意周到・準備万端で待ち構えていやがって。
こんな事しなくたって、俺は工藤が感じられればそれでいいのに。
工藤に抱きしめて欲しいのに───。






クリスマス・ツリー《3/3》へつづく
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※ひーっ、細切れでスミマセン(*_*;
もたもたしてたらクリスマス終わっちゃう～(@_@)


●拍手御礼
「欠けたクローバー」「真贋」「ストレンジャー イン ホラー」「加虐実験」「悪夢」「新月 new moon」「若月」「熱 passion for you」「フェロモン」へ拍手ありがとうございました。
ブログ初期まで遡って読んで下さっている方がいるようで感謝です～(^^)///
 

   

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