名探偵コナン・まじっく快斗の二次BL小説。同ジャンル諸先輩方の作品に触発されております。パラレルだらけですが基本は高校生の新一×快斗、甘めでもやることはやってますので閲覧は理解ある18才以上の女子の方のみお願いします。★印のカテゴリは同一設定で繋がりのあるお話をまとめたものです。up日が前のものから順にお読み下さるとよいです。不定期に追加中。※よいなと思われたお話がありましたら拍手ポチ戴けますと至極幸いです。コメント等は拍手ボタンよりお願いいたします! キッド様・快斗くんlove!! 《無断転載等厳禁》

ブログ内検索
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カウンター
プロフィール
HN:
ronin
性別:
女性
自己紹介:
2011年8月26日よりブログ開始
2012年5月GW中にカテゴリ分け再編&アクセスカウンター設置
2013年5月 CONAN CP SEARCH 登録
2013年6月 青山探索館 登録
連絡先:hamanosuronin★gmail.com(★を@に置き換え)
Script:Ninja Blog 
Design by:タイムカプセル
 

punishment day《1/4》(新一×快斗)
※快斗くん視点
──────────────────


工藤のヤツ、また怒ってる。

最近は来るといっつも不機嫌で。だからつい逃げちゃうんだ。



ガチャン!!

イテッ。
オイ。いきなり手錠かよ。

「快斗。なぜ来たばかりなのに逃げようとする」

「懲りねえな、工藤。何度やっても怪盗を捕まえとこうなんて無理なの…、て、アレ!?」

ちょっと焦る俺。
だってこの手錠、鍵穴が無い。
そんな馬鹿な。

「ああ。よく解ったよ快斗。中途半端に捕まえても意味ないってことがな。だから今日という今日は絶対逃がさねえ。これから何回でも、何十回でも、おまえが逃げ出すのを諦めるまで、とことん犯し尽くしてやっから覚悟しろ」

怒鳴るでもなく、囁くでもなく、まるで普通の会話してるみたいな口調で信じられないような事を言う。

「え、、ちょっ、、待って工藤。変なこと言わないでよ。やだなぁ~何でそんなに怒ってんの…?」

「知りたいか」

「え、、あの、、」

あまり知りたくないかも。だって表情とか声とか普通なのに工藤が発するオーラが怖すぎる。

てか、障らぬ神に祟りなし。さっさと逃げないとマジでホントにヤバそうな…。

ガチャン!!

「えっ」

うそ。もう片方の手にも手錠が填められた。こっちも鍵穴がない。

ガチャガチャ!!

「ぐえ、えっ、、、」

嘘だろ。

首にも何か填められた。ぎゅっと後ろに引っ張られてひっくり返る。

「わ、わっ、工藤、うそっ、やめてくれ!」

思わず本当に怖くなって懇願した。

俺の腹の上に背中向きにどっかと乗っかった工藤が、俺の両方の足首にも何かを巻き付けたからだ。

「おとなしくしてろ。怪我したくないだろ?」

振り向いた工藤に肩越しに見下ろされ、俺は蛇に睨まれたカエル状態に陥った。

なんとか逃げだそう──と、さっきまでは考えていた。

だが。俺は抵抗する気力を工藤の一睨みで奪われてしまった。

いま…逆らっちゃダメだ。コロサレルまでヤラレてしまう。

「今は逆らわずに、隙をみて逃げようって考えてんだろ」

ギクッ。

「い、いいえ、そんなことは…」

「まぁいい。思い知らせてやる。部屋に移動するのも面倒だ。ここで始めるか」

「え、ここで…、エントランスで…?!」

俺はもう涙目だった。

拘束されているから──ではなく、体が竦んでしまってガタガタ震えることしかできない。

俺を見て微笑みながら自らのタイをシャツから引き抜く工藤は息を飲むほどクールで、そして気が遠くなるほど恐ろしかった。






punishment day《2/4》へつづく

──────────────────




※2020年コト始めはやっぱこの名探偵ヤンデレ・オレ様パターンですかね~(^^;)



拍手[9回]